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天使になるかもしれない

どこから話せばいい? 三時くらいから記憶がもう曖昧なんだけど 女の子なんか泣いちゃってさ 水谷がゲロ吐いてその辺からはもうめちゃくちゃ 喧嘩になって店を追い出され 三々五々に眺めた朝日 眩しすぎて目を逸らした そこからいつどうやって帰ったのかはもうあやふや 進化論にならうなら みんなで高い所から飛び降りれば いつか子孫の背中に羽が生えるかも そしたら僕らずっと昔におぼえた星の名前 確かめながら辿る旅とか出たいかも 天使になるかもしれない 天使になるかもしれない 天使になるかもしれない 天使になるかもしれない 天使になるかもしれない 天使になるかもしれない 天使になるかもしれない ...

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夏に思い出すことのすべて

空を英訳したような ふざけた、しかも素晴らしい日々 寄せては返す静かな海 色褪せた校舎のピアノ 宇宙船がこんなに揺れるなんて あなたに信じられるかしら? 誰に言うでもないさよならが 手を振り泣いてるみたい 夏に死んじゃったあの子を 抱えたまま落ちる夕陽 夜空に登る月の少し欠けてるやさしい形 まるで命がいらないように 生きていくしかなかったこと 君のすべてがまぶしいこと 夏に思い出すことのすべて 昔おぼえた星の名前 ふたりで決めた夏のゆくえ もしも世界が君を変えて 生きることすらあきらめても 無かったことになりはしない ...

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翼もください

人を殺した次の日の朝日 鏡月のゆず味 盗んだバイクで走り出すには 歳をとりすぎて 仮設トイレの水道で流す血の痕 月明り メロディーがなくても笑えるのなら ギターはいらない ヤクザ映画に出てきた雨の街 灰皿にした空き缶のへこみ 悔しいくらい惨めな減衰も 今は愛おしい 地平線の少し向こうで君が泣いてる 今は一番大切なものひとつしか見えない 思い出したみたいに降りしきる雨、風のつめたさ まるで世界の時間が止まったようだった もしもこんな祈りで時間が止まるなら 翼もください 言葉じゃ何も言えないよ 君に何も伝えたい事なんてないのに もどかしそうな顔だけが癖になってる ...

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ひとつの曲ができるまで

4月19日、歯医者に行った こんなにガンガン歯を削られたら 歯が無くなってしまうルノワールの絵みたいに 涙で神田川がぼやけてる やばいまた締切が近い! 2分半あれば64マイルは墜落できる 君のことをわかってあげたい でも俺のことはわかってほしくない 反復するMotif 整合性云々の前にもう駆け出してる 「同じことばっかり歌ってるね(笑)」って 当たり前やろ全部俺が歌ってんねん! いい画が撮れたなぁと思ったら大体それは 黒澤さんのアングルなんだよなぁ…… 君のこともわかってあげたい でも俺のことをわかってほしくはない 十五時から脳に突き刺すシンセサイザー 三軒目からは青りんごサワーに切り替えていけ ガソリン色に西東京市が踏み潰されていく 宇宙の半径を測ってる ...

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