致死量のブルー
攫われた傘と止まない雫に 閉じ込められたバス停で一人 濡れることさえも笑えたあの日が嘘みたいでさ 捨てた僕に気付いた 元気ですか。頑張れますか。 使い古した感情は動くか。 生臭い空気とぐしゃぐしゃの裾、踏みつけて 笑えない僕で笑ってた 間違ってたってさ 満たされない渇きに 迷い彷徨っていた季節に縋ってた この先がどうとか、知らないふりしてたのに ちらついた現実がその度、襲うから 子供じゃいられない、大人にもなれやしない 溺れる青の中で 雨粒が集まって錆びた手すりを握った 手から香った鉄が、僕のそれと似てた だけどちゃんと誰かを支えた 歴史を抱えていたから 「一緒にすんな」って聞こえた ...
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