Tag: がらり

ステラ

あの頃と何が変わったのだろう 答えはまだ分からないままだけど 揺れながら進む回り道も いつかそれが正解になるはずさ 移りゆく街のその合間に僕らはいる 不安にもなるけれど 上辺じゃないものを集めたなら 少しくらいましにはなるはずさ ガラスの破片が散らばる道も 後から見れば輝いて見えるよ いつもずっとそばにいてあげるよ 闇を照らす朝焼けのステラ 答えはきっと一つじゃない 歩む道が正解になるはずさ 消えてゆくいつかこの身体も 終わりが来るそしてゼロになる 生きる意味それは求めること それ自体が正解になるはずさ あの日生まれ落ちた光 燃え尽きるそのひとときに ...

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退屈な夜に

退屈な夜の十時に貴方の声が聴きたくて Tonight Tonight やけに 熱い夜だから 気まぐれな君はすぐばれる嘘をつく 大人の僕だから信じたふりもできる インスタントコーヒーならせめて甘くしてよね 上っつらの言葉も冷める前に飲み干せる 悲しくなるのはどうして? 分かり合いたいのに 見つめるほどに 欲しくなってしまう 退屈な夜の十時に貴方の声が聴きたくて Tonight Tonight やけに 熱い夜だから 僕の話すこと 多分伝わってないね 聞いてはいなくても うなずく癖があるね 下らない下らない下らない 夜が長過ぎるから心が見えなくなる ...

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砂の歌

どうせまた単純な問題で間違えて 関係ない誰かに神経擦り減らすんでしょ? ドンピシャな解答は最初からないし どうせ今日も揺らいで海底でのたうち回っている 有り余ってるんだ何もかも 隙間なく埋め尽くされてんだ全部が 増え過ぎた選択肢がさ 自由を奪ってしまった かといって僕は一つも手放す勇気はないから 今日もどうも重い荷物抱えたまま歩く遠く 遠く なんか痛いのは 身体だけじゃない なんか痛いのは 身体だけじゃ 生まれ変わるならなるべく普通の なんてことない平均でいいから 誰にも話せない秘密は一つも 持っていない形にして 擦り減らしてるんだ生命すら 昨日今日明日生まれ落ちた時から ...

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午後二時の通り雨

太陽を遮った雲は東京を濡らし 愛なんて要らないと君は今日も嘘泣き 世界中で僕ら一体どの場所にいるのか そこから確かめたいよ このままじゃ嫌になって ほら最初から君と僕が出会うべき二人なら 何一つ問題ないはずさ確かめてみればいい 台風が過ぎ去った後の東京は冴えて 単純で明快な答えが少し浮かんで がらくたは全て洗い流したような 雨止みに瞬く恋は輝いて さあ行こうよ ほら信じてよ君と僕が出会うべき二人だと この秘密も嘘も太陽も僕らを繋ぐもの 駆け抜けろ急いで青春を 躊躇ってる時間はない 雨がもし降りかかろうとも僕が傘をさすよ ほら最初から君と僕が出会うべき二人なら 何一つ問題ないはずさ確かめてみればいい

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女郎蜘蛛

仮初の恋人 首筋にくちづけ 寂しい夜が来たら 遊びにおいでよ 何処にでもいる様な あの人が今夜は 煌く街を抜けて 向かうは蜘蛛の巣 撫子色の頬を撫で 下らない程愛してよ ほんの一時でも 約束より不確かな 気紛れより意図的な何かで また逢いましょう 起き抜けのあなたは 媚びる様なまなざし 「怖くて仕方ないの」 うそぶく毒蜘蛛 硝子細工のかんざしに 伽羅の香りを燻らせて ...

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ビードロに切り花

枯れてしまう前に水をあげてくれないかい? 明るい日差しに当てたらまだ枯れないはずだから 寝れないまま夜は更けてゆく あえてカーテン開けて朝日浴びる もう寝なくていいや考える内に いつの間にか寝てた 今何時? What do you want me to do? How about without you? 星の数数えるような 果てしないほど遠くなっても 数え続けてしまうよ ...

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ふたりぼっち

どんなに遠く離れても 僕ら結局なんか会いたくなっちゃって 毎週末のフライデー・ナイト いつも同じ場所で待ち合わせしてる 日が沈む 胸が鳴る 君の目が星になる 浮かれたり揺らいだり 嘘みたいに噛み合わさって 当たり前に隣り合って ずっとこのままでいい気がして 笑い合って嘘ついて 作り合って慰め合って よく似てる ふたりぼっち 一瞬言葉をなくしたら見つめ合う時間だ 「ねぇほらもっと近づいて」 もし結んだ手と手が離れてしまったら 僕ら宇宙に投げ出され 二度と太陽系には戻れないよって 日が昇る ...

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夢酔い

このまま消えてしまえば楽なのかな 揺れ動いた一人の夜 また今日も 涙が枯れ果てたら朝が来たよ くたびれた夢はまだ この胸に この胸に 叶わない こんな願いは叶いそうもない 何も持たぬままなのに 心だけ 大人になりそびれて分かり合えない 疲れ果て嘘をつく この胸に この胸に 何時まで もがけばいいのか 誰かに届くのか 見知らぬ人に抜かされる度に 蠢く街の片隅 取り残されたのか 嫌いな人だけが増える このまま消えてしまえば楽なのかな 揺れ動いた一人の夜 また今日も 涙が乾いたあと 夢はまだ 鮮やかだった あなたのせいだ あなたのせいだ あの日覚えた高鳴りを いつまでも忘れるものか! この胸には誰にも奪われない物 あるはずさ ...

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揺れるピアスのみ

きらめいていたのは あの星じゃなくて 君だと気づいたのさ 悔しいけどそうみたい ことごとくずっと外れを引いてきたけど たまにはいい方に転ぶこともあるって 祈りのメロディー 囚われない 過去に なるべく笑顔が歪まないように このままどうにでもなって このままどうにでもなって 揺れるピアスみたいにふらつく身体 夢から覚めたらまだ夢の中みたいな朝 狭すぎる角部屋で持て余してる うつむいてしまうような やるせない夜が 消え失せることはない 何度でも巡るよ ささやかな雨 立ち止まる十字路に 朽ち果てた夢 ぼろぼろの心に ...

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