暮れゆく街のふたり
あなたはあたしにとって ただの遊び相手の子 夏の懈怠(けだい)が遭わせたふたり 恋ともなく寄り添って いつも時間(とき)は過ぎてゆく その肉体(からだ)重ね合わせながら 夜嵐(よあらし)がドアを叩く トントンと これきりなんて 冗談だよね? 胸の灯(あか)りを 消さないで その先は明日カモメに訊くよ 泣いたりするのはまっぴらだ いつも通りあたしここで待ってるよ 暮れゆく街 あなたはあたしにとって 心を寄せた愛の人 今時もう流行らない手紙 子供の頃に戻って ...
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