Tag: 上白石萌音

風 水面を優しく撫で 君はどこへ行く 陽だまりで戯れる スズメのつがい くすぐって 風 のんきなわた雲のせ どこへ流れてく この街を この日々を 抜け出すのなら私も一緒に ただ川を下ってく まだ知らない遠くへ 海辺の街で行き止まり 私は帰らなきゃ でも風 君はこの空を思うまま行け 風 君の吹く空は晴れ この胸は曇り いつの日か分かり合う時が来るから 大丈夫だよね まだ白いキャンバスに ただ絵空事描く 誰も知らないこの祈り いつかは届くはず ねえ風 それまで私と話していよう 窓から差し込む霧に包まれて夢を見てた あの日のこと 君の隣 風 私を優しく撫で どこへ帰ってく また君と会えるなら ...

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かさぶた

君に後悔を植え付けたい ああ生涯僕を思い出して この正体だって分かっているからさ 君だけは何も知らないで 君に後悔を植え付けたい まあ瘡蓋くらいの傷ならいい 街を歩く度 僕との全部が その蓋をとればいい 何回考えたって なによりも難解だって 思い知らされる 君は変わらず笑ってる 散々やんなったって なにもかも手に入れたって 満たされないこと それが答えでしょ 君に後悔を植え付けたい 僕はどうなったって構わない なんて強がってすこし粋がったって ...

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まぶしい

嬉しいよ、シュララ 抱きしめてくれ ひだまりのうた やさしくきらきら ほんとうの気持ち こぼしていいの 愛になりたい 笑って 笑って 一緒に どうも わたしです ご無沙汰してます へなちょこでも 真面目なふりしてます 涙ぼろろろ お気になさらず 大人だもの 晴れたら 平気です 振り返ればちっぽけな影 少し背伸びしちゃって生きてる ...

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アナログ

ペンを置いたら簡単に途切れちゃうような 聞く人もない話を続けている ペンを置いたら考えることを辞めたら うじうじと横になって きっと後悔すら忘れるだろう だから臆病でいいよ すこしずつでいいよ 僕はこのままでいるよ 君も君でいてよ ペンを置いたら簡単に壊れちゃうからさ 聞く人がないとしても書き続けている 線を引いたら引時を決めてしまったら 来たかもしれない満潮 ずっと思い描くんだろう だから臆病でいいよ 消去法でいいよ 僕は不器用でいるよ あとは任せてみるよ ぐちゃぐちゃになった紙切れにも 欠片が潜んでいて ...

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hiker

憂鬱な愛 窓越しのクラクション 呼吸をひとつ 真夜中に抜け出して 週末のライト 終わらない回想 余裕なんてない 決めつけたりしないで 見つめるたび 触れ合うたび 自分を嫌いになっていく 可愛げのない前髪を夜風にそっと靡かせる どこに行ったって私のままでいいんだって 素直に思えるくらいなら今頃夢の中でしょう だけどこうやって歩くのも悪くないなって あなたが眠った後の街で 退屈でいい 「ありきたり」を頂戴 些細なことで溢れさせたいの ふたりでいて ひとりを知る 自分が自分になっていく なすりつけたい我儘を隠して今日も笑っている 何があったって必ずここにいるんだって 月並みな愛の台詞さえ悔しいほど効いてしまうけど だけどこうやって帰る場所があるんだって 下向きの日常も抱いて どこに行ったって私のままでいいんだって 素直に思いたい明日を今夜も夢に見るんでしょう ...

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perfect scene

褪せたプリントのtシャツのスターはその目に 光を残してる ありきたりな昼 乾いた喉を潤してく 水のような閃き 飛び出す理由が一つ、二つあったら ドレスコードも忘れられる 今 無邪気に泳ぎ切ってみたい街を あの頃のよう 忘れてしまう前に 焼き付けてみたいよ 目の前の群青とオレンジの綺麗さを 全てを欲しがって零れ落ちたとしても 構わないと笑うよ 駆け出すあの子は眩しくて憧れ 危険な春に少し似てる 『理由なんてさ作ればいい』神様が 耳打ちする 遠ざかるものばかり追いかけてしまうの 大人になっても変わりはしないから 退屈の匂いも 騒がしかった季節も まだ大事なままでいい 忘れてしまう前に焼き付けていたいと ...

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