Tag: 加納ひろし

最後のサムライ

胸(こころ)の襖(ふすま)は 半開き 何かを忘れて きたような 男の背中の 少年に 渋い黄昏 似合うから 嗚呼 昭和時代の やんちゃなガキが 今宵もどこかの 居酒屋で チャンバラごっこ 時代屋ごっこ 見えない刀を 振り回し 独りで飲むなら 三合で 親友(まぶだち)いたなら 一升で 男の純情 注ぎ足せば 涙もろさの 泣き笑い 嗚呼 昭和時代の 迷子のガキが 今宵も演歌に 酔いしれて 冒険(ろまんす)ごっこ 初恋ごっこ お酒の力を また借りて 嗚呼 昭和時代の やんちゃなガキが 今宵もどこかの 居酒屋で チャンバラごっこ 時代屋ごっこ 見えない刀を 振り回し

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あなたへのセレナーデ

再会は まるで映画のワンシーン 名もなき 恋の物語 月の雫(しずく)で 恋うた綴(つづ)り 甘く せつなく 美しく あの日のときめき そのままに 眩(まばゆ)いあなたを 追いかけた あなたに捧げる セレナーデ 過ぎ去りし 歳月(つきひ)織(お)りなすメロディは 明日(あす)への 愛の物語 星がささやき 窓辺に届け 甘く せつなく 美しく あの日の微笑(ほほえ)み そのままに 愛しいあなたに 奏(かな)でよう あなたに捧げる セレナーデ あの日の眼差(まなざ)し そのままに 夜風(よかぜ)の便りに 抱(いだ)かれて あなたに捧げる セレナーデ あなたに捧げる セレナーデ

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無頼のブルース

破れかぶれと 言われもするが 道はひとすじ 外さない 生まれ背負った 運命(さだめ)とやらに 頼るものなど ないんだよ 意地のひとつは 通し切る ここから先は 俺の道 生きる意味など 知らないけれど 死んじゃならない 理由(わけ)がある 不幸雨風(あめかぜ) やまない胸の 傘になりたい 今すぐに 俺を待ってる あのひとが 瞼の裏で 泣くんだよ 見えるものだけ 真実ならば 月よ照らせよ 闇の底 つらい心が あばれているぜ みんな幸せ ほしいのさ 泥をかきわけ 花となれ この世の春は きっと来る

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