いつか、薄紅の空の下で
いつしか胸に芽吹き始めていた 気持ちはどんな花だろう? 淡い期待の色も知らないけれど 待ち遠しいと思ってしまう 自分の中に仕舞っていたままで やがて忘れていた思い出 抱きしめている蕾のふくらみが 予感のように囁いた 見ようともしなかった 憧れ揺らしている 季節の装い変えていく風 暖かく吹くとき...咲いたわ 桜の花 春を告げるのなら この気持ちは 何を伝えようとするの 気づかずにいたままの心に 小さな花をつける 冬枯れていた頃を思わせない ひとつひとつの花びらの 淡く優しい色に包まれると 結んだ想いほころんでいく ...
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