Tag: 大江裕

北海ながれ歌

雪のすだれの 向こうにひとつ 赤い提灯 淋しく揺れている 女将さん まずは頼むよ熱い酒 酔えばあいつの 呼ぶ声が 北の夜空で 風に舞う 小樽 札幌 男のながれ歌 惚れているのに 背中を向けりゃ 胸も凍えて ぬくもり恋しがる 幸せに なってくれよと詫びながら 今日も列車を 乗り継げば 北の夜空に 鳴く汽笛 釧路 帯広 男のながれ歌 いつかあいつを 会わせたかった どこか笑顔が 似ていたおふくろに… 今さらに 悔む重ねた親不孝 孫も抱かせて やれないで 北の夜空に 浮かぶ面影(かお) 留萌 網走 男のながれ歌

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さいはて浪漫

夕陽に染まる 雪の羅臼岳(らうす)よ ハマナスゆれてる 斜里(しゃり)の浜 ひとり寂しさ 鞄に詰めて 遥か知床 オホーツク 遠く別れた あのひとが なぜだか揺らす この胸を 熱くよみがえる 愛しさを 抱いて 抱いて眠ろう 北の果て 人恋しさを くべる暖炉の 炎に浮かぶは サハリンか 宗谷岬に 銀河は流れ 夜も深まる 稚内 いつか忘れた あの夢が 今夜はこころ 誘うのさ ふいに湧き上がる ときめきを 抱いて 抱いて眠ろう 北の果て 白い原野の そのはてに 明日(あした)はきっと 待っている 今は色あせぬ おもいでを 抱いて 抱いて眠ろう 北の果て

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太陽のカーニバル

太陽 sun sun sun 心に浴びて… 地球のどこかでいまも 〈いまも〉 太陽のカーニバル 涙のあとにはきっと 〈きっと〉 笑顔咲き誇るから 白い雲に ため息も不安も どこか遠く乗せて 飛んで行けばいいね 太陽 sun sun sun 心に浴びて 嵐もいつかは過ぎて 〈過ぎて〉 太陽のカーニバル 大人も子供もみんな 〈みんな〉 はしゃぎ踊り出すから ...

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