Tag: 女王蜂

いばらの海

嘘をついた人にも 明日死んでしまう人にも くだらない言葉にさえ すべてに生まれた場所がある 大事に出来ないものにも 嫌で仕方がないことにも つまらない言葉にさえ すべてに死にゆく場所がある そうよ 総て幻よ あなたの目に映るもの総て すべてが幻よ 涙を拭いて お眠りなさい そして来る 栄光の日々を 瞼に宿らせて 二度と会えぬ人達 許されることを待って そこに居ても 魔法はゆっくり解けてくわ そしていつか振り返るでしょう 美しさを そうよ 総て幻よ あなたの目に映るもの総て すべてが幻よ 涙を拭いて お眠りなさい そして来る 栄光の日々を 瞼に宿らせて

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強火

ねえ忘れないで 慣れてしまわないで 終わりより始まりの側に来て 怯えないで 諦めてしまわないで 誰の灰なのかすらもう判らずに 信じている 傷つけてゆく 呆れるほどに 掠れ続け 穢れならば越えてゆく ああ胸に火を前に ふり投げろさあ毎日砕け 暮れる なにもなかった? ああ思い出の先に それを引き受けた世界に 居場所なら ねえ強くなりたい いま強く在りたい 終わりより始まりの側に来て 積もる影が ...

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あなたたちに出会えてほんとうによかった わたしだけじゃきっとここまで来れなかった 思い出はここまで 身体を追い抜いて 離ればなれになったあの雲間を紡ぐよ やさしさだけをそっと残せたなら 意味を持つまでにはきっと待たせてしまうけれど 生き抜けば輝け心と旅立ちよ 朝焼けを待って さあ遠くへと行こうか ねぇ どんな酷いことが起こり得るの? 目を閉じても、それでも 燃えるような血潮 終わりを見つめて 「それでもさ、生まれて来てよかったって思う!」 枝垂れついたカーテン 掻き分ければそこに咲く 赤く青い竜胆 名前に次ぐ理由の果てに 世界中の子と友だちになれるよう 投げ出された揺籠でわたしたちは育つ どんな酷いことも起こり得るよ 青ざめるでしょう?それでも ...

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狂詩曲

わたしは初めてあなたのことを忘れたわ 帰り道気付いて思わず手を振った それはあまりに突然で答えは考え付かず ただたのしく当然でさみしく誇らしいの 形を覚えては上手くやろうとしていたわ なんだか哀しくて涙を堪えては やがてあまりに突然答えは考え付くの ただたのしく当然でさみしく誇らしいでしょう Crazy long time 染まれないこと悔しがっていたら So crazy wrong time 狂おしい程に求めていた わたしが初めてあなたのことを忘れたわ 今度は集めて思い切りぶつけたい! 鉛色の思い出に火を焚べては走るわ ...

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