Tag: 米津玄師

BOW AND ARROW

気づけば靴は汚れ 錆びついた諸刃を伝う雨 憧れはそのままで 夢から目醒めた先には夢 聞こえたその泣き声 消えいる手前の咽ぶソワレ 憧れのその先へ 蹲る君を見つける為 行け 行け 追いつけない速度で 飛べ インパルス加速して 行け きっとこの時を感じる為に生まれてきたんだ 未来を掴んで 期待値を超えて 額に吹き刺す風 今に見なよ きっと君の眩しさに誰もが気づくだろう 相応しい声で 視線追い越して 虚空を超えて行け 見違えていく君の指から今 手を放す 気づけば謎は解かれ 木目ごと見慣れた板の上 あの頃焦がれたような大人になれたかな そう君の苦悩は君が自分で選んだ痛みだ そして掴んだあの煌めきも全て君のものだ 僕は弓になって 君の白んだ掌をとって強く引いた 今君は決して風に流れない矢になって 行け 決して振り向かないで もう届かない場所へ 行け 行け 君はいつだって輝いていた! 未来を掴んで 期待値を超えて 額に吹き刺す風 今に見なよ きっと君の眩しさに誰もが気づくだろう ...

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Plazma

もしもあの改札の前で 立ち止まらず歩いていれば 君の顔も知らずのまま 幸せに生きていただろうか もしもあの裏門を越えて 外へ抜け出していなければ 仰ぎ見た星の輝きも 靴の汚れに変わっていた 寝転んだリノリウムの上 逆立ちして擦りむいた両手 ここも銀河の果てだと知って 眩暈がした夜明け前 聞こえて 答えて 届いて欲しくて 光って 光って 光って叫んだ 金網を越えて転がり落ちた 刹那 世界が色づいてく 飛び出していけ宇宙の彼方 目の前をぶち抜くプラズマ ただひたすら見蕩れていた 痣も傷も知らずに 何光年と離れていても 踏み出した体が止まらない 今君の声が遠く聞こえている 光っていく 改メ口の中くぐり抜け 肌を突き刺す粒子 路地裏の夜空に流れ星 酷く逃げ惑う鼠 もしもあの人混みの前で 君の手を離さなければ もしも不意に出たあの声を きつく飲み込んでいれば もしもあの改札の前で 立ち止まらず歩いていれば 君はどこにもいやしなくて 僕もここにいなかった あの日君の放ったボールが額に当たって ...

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Azalea

咲いてた ほら 残してった挿し木の花 あの時のままだ 私は ただ あの時と同じように 君の頬を撫でた ずっと側にいてって 手に触れてって 言ったよね 君が困り果てるくらいに 誰も知らぬプルートゥ 夜明けのブルーム 仄かに香るシトラス 二人だけ 鼻歌がリンクしていく せーので黙って何もしないでいてみない? 今時が止まって見えるくらい 君がどこか変わってしまっても ずっと私は 君が好きだった 君はアザレア 眩むように熱い珈琲 隙間ひらく夜はホーリー 酷い花に嵐 その続きに 思いがけぬストーリー どうやら今夜未明 二人は行方不明 積み重なるメッセージ そのままほっといて 目を見つめていて もう少し抱いて ぎゅっとして それはクリムトの絵みたいに 心臓の音を知ってエンドルフィン 確かに続くリフレイン ずっとそこにいたんだね 遣る瀬ない夜を壊して 感じたい君のマチエール 縺れ合うように 確かめ合うように 触って ...

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orion

Anata no yubi ga Sono mune ga sono hitomi ga Mabushikute Sukoshi memai ga suru Yoru mo aru Sore wai ...

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マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド

すれ違った海岸通り 漂う匂いに虫集っていく 流行りもんのフレンチハニー それもいいが物足りない 苦しいのをもっと頂戴 頭ん中ノックするくらい 確信を揺るがす天変地異みたいに 満腹なおもて往生を遂ぐ いわんや腹ペコをや 甚だXOXO マルゲリータ 溶かしたチーズが 甘くえぐい夜に誘う 悪戯な顔で笑いかけた そこから先は闇の中 ひた走ったセンターライン 瓦斯に紛れて何か香っていく 流れ出したPJハーヴェイ 味のないガムはいらない 激しいのをもっと頂戴 突き抜けてクラッとしちゃいたい 天にまします蛇みたいに 満腹なおもて往生を遂ぐ いわんや腹ペコをや 甚だXOXO マルゲリータ 流れたソースが 白けた毎日を蝕む 悪戯に刃物突きつけた そこから先は闇の中 ワンタイムぶち抜き トゥータイムおやすみ あれもこれも今すぐ食べたい ワンタイムドキドキ トゥータイム飽き飽き どれもこれもただ物足りない マルゲリータ 溶かしたチーズが 甘くえぐい夜に誘う 悪戯な顔で笑いかけた そこから先は闇の中

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とまれみよ

なあ今どれくらい? 「5000マイル過ぎたくらい」 灰皿にしたスムージー 椅子に溢れたチェダーチーズ なあどこへ行きたい? 「あと少しだけ走りたい」 バックシートに空元気 気付けにしがむペパーミント 思えばあの時はどうかしていて 笑える方を取って 目的地を遥か通り過ぎた 思いがけやしない出会いの先に トラウマのような夢を ただ見たくて走っていた 「進め 先へ 進め」 何処へ? はい さよなら描いてた未来 この先誰も知らない とまれみよ 笑えないぞ 酷い迷子 呼べよJAFを即行 はい かき鳴らせクライベイビー 愛 できるだけよしなに 「止めてみろ 乗りかかったが最後 無事に帰れると思うなよ」 なあ今どれくらい? 「50000マイル過ぎたくらい」 真っ黒こげのスムージー 頭痛に効かぬロキソニン なあ何がしたい? 「例えるなら海が見たい」 並んで座るクリーピー 側を過ぎるディズニーシー フカしスカし「アベリベリハッピー」 ...

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LENS FLARE

ありのままじゃ生きられなくってさ 肌身着飾るスーパースター 何もかもにイラついてしまうから 傷つけ合うように歌を歌ったのさ カットワン あなたは誰 あなたは誰 カットトゥー わたしを見て わたしを見て 薄い氷の上で踊ってさ 煌びやかなLED それがあなたと誰もが言うから 何もかもにイラついてしまうのさ 夢みたい そんな目で見んなうざい もっと愛されていたい ここで消えてしまいたい お前が勝手に選んだ舞台 歓声が鳴り息を吸う 裸足で駆けた子供の頃は 優しくあれたスーパースター それがどうだ眩しくてざまあねえな もう一度問い返してみろや カットワン あなたは誰 あなたは誰 カットトゥー わたしを見て わたしを見て 夢みたい そうこれは夢で見たい ずっと笑顔で生きたい キレたい 愛されたい お前が何よりもただ必死で そこにいたのをいつも見てたよ

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がらくた

どうしても僕らは上手くできなくて 気がつけばからっぽになってしまった 失くしても壊しても奪われたとしても 消えないものはどこにもなかった 眠れない夜でも鳴り止まないスヌーズ 踊り場で黙ったままいる二人 何でもないと呟いて噛み締める痛みと 宙に浮かんでは消える鼻歌 30人いれば一人はいるマイノリティ いつもあなたがその一人 僕で二人 例えばあなたがずっと壊れていても 二度と戻りはしなくても 構わないから 僕のそばで生きていてよ どこかで失くしたものを探しにいこう どこにもなくっても どこにもなかったねと 笑う二人はがらくた もういいかい もういいよ だけどもう少し 長い夜を歩いていきましょう 痛いの痛いの飛んでいけ飛んでいけ飛んでいけ 明かりを消して 許せなかった何もかも全てを ずっとあなたを否定してきた その全てを 例えばあなたが僕を忘れていても 決して思い出せなくても 初めてまた会おう そして恋をしようよ あなたは僕を照らした月の明かりだ 笑わせるもんか 遠回りして帰ろう 迷い込んだっていいから 唇を噛んで滲んだ血が流れていく 嫌いだ全部 嫌いだ ...

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YELLOW GHOST

さよならするならそれは置いていけな 君が思うより気に入ってんだ 時間が過ぎたら忘れてしまうような 軽いものならばよかったよな 愛は買えない 諍いは絶えない 乾き切っていない首の匂い いつも救えない 悲しみは癒えない どうしても消えやしない まだ触らないで 息をしないで 怖がらないで この目を見つめて 震えないで 生き足りないね この夜だけ離れないでいて 叶わなかったよな 僕らの願いは 思えば初めから決まってたんだろうな 肋が浮いた君の 肌を撫でながら 最後まで確かめた僕ら生きていると エイメン どうして二人を認めなかったの? 犠牲も罪も僕らを表す美しい歌なのに 愛は買えない 諍いは絶えない 乾き切っていない首の匂い いつも救えない 悲しみは癒えない どうしても消えやしない まだ触らないで 息をしないで 怖がらないで この目を見つめて 震えないで 生き足りないね この夜だけ離れないでいて 宙を舞い海に落ちていったあの花 いつまでも消えない腕の痣 死体みたいに重ねた僕らの体 最後くらい笑ったままさよなら

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POST HUMAN

6月1日 今日も返信なし 皿に置いたフリーズドライ 依然変化はなし 香る洗剤 正午告げるサイレン 片づけられない 硝子の海 ルルル歌えます 家事育児もレジも相談も受け付けます ルルル笑えます あなたの思うように すぐにでも ねえどうして遊べないの いつかのように握手しようよ 僕の手が冷たいの なら温めるから まだ側にいて 日が暮れるまで お花を摘んで あの公園はもう 焼けてしまったけど 道半ばで砕けたストーリーライター 役目のない裸足のアンダーテイカー 皆どこへ行った ここは最早もぬけの殻 椅子掲げて喚いたアジテーター どうやら僕のパパはボディスナッチャー ...

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LOST CORNER

探しに行こうぜマイフレンド 海が見えるカーブの向こうへ 焦らないでなるべくスロウで 風の凪いだスピードで なあきっと消えないぜ 目に映るもの全て 煌めく愛も嘘も傷も全て まあそれはそれで 見上げた先に飛行機雲 空になった缶コーヒーと ふと香った勿忘草 きついハングオーバー こんな祈れば祈るほど クソつまんねえ現実でも 悪くはないと思えた午後 続いていく 探り探り走っていく 潮溜まりに残って踊る二匹のスイミー 足りないウィンストン 不意に前髪を焦がした夏 どこにいたって見つけてやるよ 探しに行こうぜマイフレンド 潮が引いたピークの向こうへ 過去はどうせ捨てられねえって 取り返しなんてつかねえ なあきっと消えないぜ 目に映るもの全て 夢も希望も不幸も苦悩も全て まあそれはそれで 破れた地図眺めて 窪む目元から ぽたり汗が落ちた 生き続けることは 失うことだった ノーフォークの空 何気に買って失くしたギター 今は誰かの元で弾かれてるかな そこが居場所だったんだよな 安く野暮なステレオ 捨て値ついたカセット 忘れらんない夜も 今やフレームの中のモダンアート ...

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RED OUT

頭痛む酷く 波打つ春 咽ぶ破傷風 輝く夢を見る それは悪夢と 目覚めて知る ハウレディ やがて朽ち果てていく全て 焦げて真っ黒けのファーストテイク 骨になって笑い出すスネーク ハウメニー 人の祈りにつく高値 踏み躙られて泣く少年 下卑た面で歌うプレジデント 今すぐ消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 鮮血煌めいて跳ねるスタインウェイ&サンズ 頭の中鳴り止まない砕けたバックビート 零コンマ一秒で褪せてしまう情景 どうした 地獄じゃあるまいに そんな目で見んな スクリーンに映る自分 背中に刺さるヤドリギの枝 繰り返し夢を見る 夢から目覚めてもそこは夢 ハウレディ 身体突き動かすリフレイン 見失ったままのマクガフィン 冷えた目尻のラメがきらり ハウメニー わざと煙吹かすデマゴギー 怒り打ち震える少年 ...

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