Tag: 藤巻亮太

新しい季節

一人では何も成せないと知るまでどれだけ 年を数えただろう あぁ 僕はちっぽけな存在だ あぁ なぜこの命を授かって生きている 動き出せこの体 澄み渡れこの心 会いたい人がいて 見たい景色があるよ 心の奥から今も声が問いかけるよ 追いかけも求めもせずに諦めてしまうのかい 自分で決めた限界に挑みもしないまま さあここから走り出そう 未来を変えにゆくのさ 新しい風の中 新しい季節を君と見たい 一人では辿り着けない場所も君となら行けそうさ 弱音なんて吐くなよ 一歩ずつ歩いてゆこう 失敗が怖いんじゃなく 挑みもしないまま 終わる自分が怖い 昨日の僕をこえてゆけ 繰り返す日々の中に飲み込まれそうな情熱に 火を灯して照らすよ そうさ一瞬先の 暗闇をこえてゆこう 未来を照らし出すのさ ひたむきさを信じたら こんな僕でも変われそうさ 未だに成し遂げられぬことばかり 道の途中で君と出会った日 ...

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Glory Days

君の声がいつもとは違う 響きで僕に突き刺さる 最後の言葉になると知らずに 震えて掠れたさよならが 夏の空に吸い込まれてく 蝉と一緒に泣いていたね 恋の終わりに鳴くブルース 僕は別れの先に進めないまま 生きてるのは今日も思い出の中 過去は過去なのに Glory Days Glory Days 戻らぬ日々よ もう一度微笑んでほしかった さよなら恋の抜け殻 まだ生乾きのまま Glory Days ...

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愛の風

穏やかな街を歩く人並みに 笑顔が溢れる日曜のお昼 だけど平日は仕事に追われて 忙しく君は働いている タスクの山を登るように 時間の波に追われながら でも負けないようにと言い聞かせたり 泣かないようにと笑ったり 強がりを重ねる君の横顔 無性に愛しくて だけどもそんなに頑張り過ぎないで 君のことを見つめているよ 今日は今日の風 明日は明日の風 追い風 向かい風 愛の風 幼い日の夢 パン屋さんになる 美味しいクロワッサンを焼きたかった だけど進学と就職の流れ 全然違う仕事で暮らしてる パン屋の前を通るたび ...

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以心伝心

日が暮れたスーパーに 蛍の光が流れはじめる あぁ 今日も終わりゆく カバンにバナナを詰め込みながら 物凄いスピードで 移りゆくこの世界に 振り回されてしまう日々さ 僕は君が恋しくなる 目と目が合ったら感じてしまう 以心伝心 あーこりゃこりゃよ 上手くいかなかった今日のことも 労いあう眼差し 無駄なこと考える 世界の始まり無限の終わり アンチノミー テレパシー 意識のバグかそれとも誠か 袖触れ合うも他生の縁 この時を分かちあって 君と食べる味噌汁が 運命なんて呼べなくても ...

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儚く脆いもの

あぁ なぜ空は青いの 父の父 母の母の昔から 果たせなかった願いが 煙となって昇った場所 無関心だった歴史から 人の匂いがした時 生きた記憶の声が 聴こえた気がしたよ まるで朝焼けみたいな 夜の続き誰も探してたんだね 儚く脆いもの この体も心も 病にかかり 歳をとり いつか死ぬ それでも命の限りに生きていたい 明日への願いを空に届けながら 誰に書いた手紙か 命は想いを繋ぐ 受け取り手の心は 過去から未来へ 続く 何のためだとか 理由を尋ねる相手もなく ...

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メテオ

携帯を覗くような 奴にはなりたくないけど 君の心の中 僕はいるの 不安で潰れた僕の心が 叫び出した 行き場もなく 君がいない世界なら いっそ壊れてしまってかまわない 知ったことか 最低のクズ人間だと開き直って 地面が裂け 嵐を呼び 星を落とす ディストピア ディストピア メテオ メテオ すべてを焼き尽くして メテオ メテオ すべてを瓦礫に変え 愛に背を向け歩く地獄の道 メテオ メテオ すべてを地獄に変えて 貝殻に耳をあて 君の本音を聞いてしまったら 耐えられないこの命 糸が切れたら あとは落ちるだけ ...

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桜の花が咲く頃

カレンダーには桜並木 歩いたあの日の日付だけが 残っていて思い出以上 現実未満そんなところに 僕はいますよ 日陰の花みたいな気持ちを 残したまま 桜の花が咲くたび 会いたくなる人がいる 筆を置いた手紙の 続きを書いてみたくなる 言葉を探しているよ 君は元気でいますか 変わりゆく季節から はみ出してく想いを束ねて 時の流れに寄り添うように 瞳を閉じて春を受け入れ また目を開けて歩き出すけど やっぱりどこか美しすぎる 花の命を前に ...

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ハマユウ

ハマユウが咲いている 汐風に揺られながら 懐かしいあなたとの 思い出の海岸で 冬の風 凪げば雪 互いの手の温もりを知った この人のためならば この身を捧げられると知った あなたに恋をして 人を愛す喜びも 痛みも胸深く 別の道をゆくあなたは今 わたしには夢があり あなたにも夢があった お互いを励まして ほどけないほどに強く 結ばれた糸だった それを疑うのが怖かった ほどかれてしまうまで 弛んでも気づかないふりして ...

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真っ白な街

さよならなんて言葉は 実際は交わしはしない 離れてゆく心のまま 君は僕の前から去っていった 目黒区から君の足跡も 足音も消えた朝 12月の冷たい風が 僕の心凍らせて 時間を閉じ込めてしまったんだ 真っ白な雪が 今年もこの街に 静かに降り積もる 君のいない街を 白く塗り潰して 足跡さえ埋めてしまうよ 君が去った日 東京には初雪降り出して 家路を急ぐ人たち 帰る場所のない僕 約束も出口もなく ...

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