Tag: 野中さおり

備前だより

朝日に映(は)える 瀬戸の海 島影はるか 船が行(ゆ)く 船が行く かわす笑顔と 潮風が 訪ねる旅人(ひと)に 夢を呼ぶ… ふれあう心 あたたかく 四季美(うる)わしき 備前市よ 炎の赤は 情熱を 木立ちの緑 やすらぎを やすらぎを 空と波間の その青は いのちを癒す おくりもの… 世代を越えて 若人へ 歴史をつなぐ 備前市よ 八塔寺(はっとうじ)から 閑谷黌(しずたにこう) 日生(ひなせ)をあとに 島めぐり 島めぐり きっと心の 忘れもの 見つけて帰る 旅になる… 明るい陽差し 燦燦(さんさん)と 未来(あした)を拓(ひら)く 備前市よ

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瀬戸の舟宿

はばたく翼を 持ちながら 誰を待つのか 浜千鳥 帰るあてない 人恋し そうよ私も 波まくら… やさしく抱きよせて 夢でもいいの 瀬戸の舟宿 女がひとり 心でどんなに 憎んでも 憎むそばから 燃える肌 酒のしずくで 濡れた指 そっと噛みしめ 涙ぐむ… 小窓の三日月(みかづき)も みれんに痩せて 瀬戸の舟宿 くちびる淋し 他人になりたい 忘れたい いいえ今さら もう遅い 風にひとひら うす紅の 花が舞い込む 夜明け前… ひとりじゃ眠れない あなたが欲しい 瀬戸の舟宿 命が寒い

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