祭が始まる前の
妙な胸騒ぎのような
浮ついて落ち着きを知らない
名前の無い情緒が
街を覆ってゆく
南風が吹けば 眠るこころ目覚め
太陽に酔わされて すべて煌めきだすの
臆病な瞳も そっと溶けてゆく
魔法にかかったように
裸足で走りだす
もう何も怖くないわ
浮き足立った
この心を夏のせいにして
酸いも甘いも 味わい尽くす
焼きつけてゆく
この刹那よ どうか永遠に
熱風に逆上せて
あゝすべてが甘美な夢
祭が終わった後の 妙な静けさのような
高揚が連れてくる孤独を
どこか切なく ひぐらしの歌が彩る
南風が吹けば 何度でも蘇る
燦々と照りつける 陽射しに眼が眩んで
臆病な瞳も そっと溶けてゆく
魔法にかかったように
裸足で走りだす
もう誰も止められないわ
浮き足立った
この心を 夏のせいにして
酸いも甘いも 味わい尽くす
焼きつけてゆく
この刹那よ どうか永遠に
熱風に逆上せて
あゝすべてが
浮き足立った
この心を 夏のせいにして
酸いも甘いも 味わい尽くす
焼きつけてゆく
この刹那よ どうか永遠に
熱風に逆上せて
あゝすべてが甘美な夢