ふたりで暮らした街を往く
隣のあなたはもういない
貧しいふたりは身を寄せ支え合って生きた
「あなたがいればいい」 望むものはない
戻りたい あの日
ふたりが出逢ったクーポラも
想い出の小さな花屋も
あなたがいなければ 僕はこのままじゃ
消えてしまいそう
噂が街から消えそうで
あなたの香りは離れない
「あの子はどうしているのか」 聞かれてうつむく
何事もないように 時は流れゆく
戻りたい あの日
活気づくポンテヴェッキオで
安物の指輪を買ったね
ふたりの誓いは 古いこの街で
消えてしまったの
ふたりが出逢ったクーポラも
想い出の小さな花屋も
あなたがいなければ 僕はこのままじゃ
消えてしまいそう