何がしたい?どうなりたい?
ねぇ、問いかけても
答えられないアンサー
僕は今 僕は今
ずっと飛べない蝶のまま
見えそうで見えないライト
追いかけても追いつけなくてルーザー
君は今、僕を見てどう思うだろう
独り国道沿い 座標探って
環状線廻り回って描いた
僕の未来図はくしゃくしゃになった
過ぎ去った今日は平行線
臆病なまんまの劣等生
暮れ泥む今日を憂いている
揺れる揺れる水面に映った星の灯り
それを一つ救って溢れ出して
ああ、何も残んないや
触れる触れる光の破片
妄想に溶けていった
落ちていく 落ちていく
空をじっとじっと睨んでいる
見え透いた嘘をリライト
「大丈夫だよ」
「助けて」は取り消した
指先は口先より嘘吐きだ
不意に三秒間 風が凪いで
海岸線 何処まで歩いて行こう
「何処でもいいかな」
所在が無い言葉
絡まったまんまの運命線を解く切先で傷付いて
不器用な僕を憂いている
何がしたい?どうなりたい?
ねぇ、星灯りに震えた羽がアンサー
僕はまだ、僕はまだ
宙に舞っていたいと願う
揺れる揺れる水面に映った
僕の傍で君が歌っていたんだ
そうだ、いつだって君に焦がれていたんだ
ひらり ひらり五線譜の蝶
旋律を落としていく
満ちていく 満ちていく
瞼をそっとそっと開いていく
メロディ なぞる 六弦を鳴らす
ディストーション踏み込んだ
明けていく 明けていく
空に解放弦が響いている