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Lyrics365 > 十明 > 魚服記

魚服記

"魚服記" Lyrics by 十明

実りかけの果実

熟れる前に落ちた

よそ見をした彼は

濁流に飲まれた

何故に生きてるのか

わからぬまま生きた

鰓呼吸するにも

息が詰まるのだから

ここまで

ここまで

ここまで、おいで

どこまで

どこまでも

遠いところへ

ここまで

ここまで

ここまでくれば

どこにも

どこにも

行かなくてもいいから、さ

まっさらで弱い身体を

晒したままでは

生きてゆけぬ、と

鱗でこの柔い身体を

覆い尽くして

大蛇になる

鏡を見て気づく

変わりゆく姿に

湿った手が触れる

じっとりと重い

何故に生きてるのか

わからぬままならば

死んでしまえばいい

死んでしまえばいいと

思った

思った

思った

まっさらで弱い身体を

脱ぎ捨てて

流れてゆくから

鱗でこの柔い身体を

守れたならば

よかったのにな

ぐるぐる回る

渦に飛び込む

もうここにはいられないからさ

最後の

最期に

つぶやいた

あいつの名前を

まっさらで

重い身体を

残したままでは

流れてゆけぬと

鱗でこの柔い身体を

覆い尽くして

登ってゆく

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