薄青色の詩が
工場と工場にすき間を見つけて
据わっている
つぼみを閉じたり
開いたりなんかしながら
僕らのためのオーセンティックな余談を配っている君のせい
ケチャップ色の詩が
汚水のたまりに錨を下ろして
休んでいる
町を起こしたり
なびいたりなんかしながら
不具な世界にきまりを増やして安全な煙を吐いている君のせい
果てのない行列の
そのまたさらにむこう側が
煙のようにふくらんで
スウィングすると知ったとき
僕らは
どう転んでも
構わないと
思えるだろうか