影が遊歩道に伸びる ノイズキャンセリング 蝉の声が消える
刻まれてゆく音 追いかけてく鼓動 抑えこんでた魔法
まばたきを合図に解かれてく
なんだかこのままじゃきっと後悔するよな
だけどすべて捨て去る勇気もないよな
世界は思うよりずっと広くなさそうで
でもそれは同じ場所にいるからだ
少年の僕らがあの日見てた
情景はどれも色鮮やかな 希望の海
ねえ 幻想ばかりじゃなかったんだと
証明するのは今からでも 遅くはないかな
雨が信号機をぼかす フォーカスインしてく 胸の奥で鳴らす
Bの歪み 16分の刻み 止まらない秒針 限られてる命 燃やしてく
なんだか孤独を嫌って笑ってばかりいた
僕らこんなものだって言い聞かせていた
世界の秘密をまるっと悟ったような顔で
また今日と同じ明日を生きるのか
少年の僕らが見上げていた
憧憬を一つ思い出すのさ 群青空
ねえ 情熱も夢も衝動もただ
忘れようとしてただけだって 心が叫ぶよ
青春の中じゃ描き切れない
現実の日々を歩き続けて
正直に今を問われた時に
堂々と僕ら誇っていたい
少年の僕らがあの日見てた
情景はどれも色鮮やかな 希望の海
ねえ 幻想ばかりじゃなかったんだと
証明するのは今からでも 遅くはないから