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Ears

声でわかるよ 目に見えなくても 僕らはもう何度もこの耳で会ってる 「なんでもないよ」 君が笑うなら 騙されてあげよう この歌を残して 理由にはなれなくても きっかけになれたらいい くだらないを聞かせあって 涙を溶かしてゆこう 君のひとりぼっちのそばにいる 誰も知らない気持ちのそばにいる 想いは街を抜けて 海をも越えて その心の港へ 風に乗って いつだってそっと耳を澄ませば ほら 同じ今を刻んでるから 夢は叶うよ そんなきれいごと 君のこと見てると信じてみたくなる 「頑張れ」なんて聞き飽きた僕ら でもふいに心に届く時がある 代わりにはなれなくても 隣で見届けてたい 誰の目にも触れない場所で ひたむきに重ねてく君と 変わりながら変わらずに 振り返りながら前を向き いつ君が笑いたくなってもいいように ここにいるから ずっと エールは窓を抜けて 空をも越えて ...

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少年

影が遊歩道に伸びる ノイズキャンセリング 蝉の声が消える 刻まれてゆく音 追いかけてく鼓動 抑えこんでた魔法 まばたきを合図に解かれてく なんだかこのままじゃきっと後悔するよな だけどすべて捨て去る勇気もないよな 世界は思うよりずっと広くなさそうで でもそれは同じ場所にいるからだ 少年の僕らがあの日見てた 情景はどれも色鮮やかな 希望の海 ねえ 幻想ばかりじゃなかったんだと 証明するのは今からでも 遅くはないかな 雨が信号機をぼかす フォーカスインしてく 胸の奥で鳴らす Bの歪み 16分の刻み 止まらない秒針 限られてる命 燃やしてく なんだか孤独を嫌って笑ってばかりいた 僕らこんなものだって言い聞かせていた 世界の秘密をまるっと悟ったような顔で また今日と同じ明日を生きるのか 少年の僕らが見上げていた 憧憬を一つ思い出すのさ 群青空 ねえ 情熱も夢も衝動もただ ...

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インカメラ

電波もWi-Fiもないと写真フォルダをよく開く セルフスクロールのスライドショー 始まる君とのラブストーリー 綺麗な景色の前のも フルコースの時のもいいけど 僕が目一杯手を伸ばしてキッチンでとった ブレブレの自撮りがお気に入り なんでもない日常にこそ 君という特別が潜んでる シャッターチャンスに気づけるのは僕しかいないでしょ 誰に見せるでもない センスもない ただ愛と笑顔がはみ出しただけの 世界でたった1枚のブサイクな写真をとろう もう一回とろう 言ってる間にもまたとろう 君と僕 二つのいいねがあればそれだけでいいね そもそも写真はそんなに二人とも得意じゃないよな だからついついふざけちゃうけど まあそれくらいが僕ららしい 変顔のキスに爆笑して お互いの寝癖を例えあって そんな日々過ごしてるやつらが 背筋伸ばして微笑んでるの 逆に面白く映った記念日 僕だけが知ってる 君のその美しさ 僕だけが見つけた 君さえ無意識の優しさ 茶化しながら 笑いながら また一つ君を好きになる 愛してる ...

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恋人卒業

そろそろしようか そろそろしようよ かしこまって照れ笑い こんなに一途を貫けてるのは お相手が君だから なんて 出会ったあの日から 今日までの全てが 最高のプロローグに変わる いこう おめでとう 僕たち 恋人卒業 ここで学んだことを活かして 幸せになろうね ありがとう 僕たち 恋人修了 晴れて二人は一つを名乗る 愛を叶えにゆこう 旅行に同棲 喧嘩も 和解も 一通り乗り越えて 単位は足りてた 最後の卒論 プロポーズも大成功 だよね? しわくちゃの手と手が重なり合う時に 最高のエピローグを君と紡ごう おめでとう 僕たち 恋人卒業 手書きの文字に丸いハンコ 薄い卒業証書 ありがとう 僕たち 恋人修了 どんな時でもこんな僕を信じてくれた君と ...

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バカ

「バカだよね私」って今日何度目かのその台詞に 僕は毎回首を横に振るだけ 苦手なビールをあおってまで流し込んだのは やり場のない怒りと君への想い 僕ならもっと 俺ならもっと 誰よりずっと 彼よりきっと 幸せに出来るのに ましてや泣かせたりなんて絶対にしないのに 君が好きなその人の何倍も 僕は君を想ってるんだぜ 本当のバカはここにいるだろ だから君は笑っていてよ 「あんたみたいな人の方が結婚するにはいいのかもね」 って冗談が残って 苦手なビールをまたあおって流し込んだのは なんの意味もない嬉しさの破片 君ならもっと あなたならもっと 今よりずっと 彼よりきっと 幸せになれるのに どうしたって僕ら 頭で恋はできないよな 君が好きなその人の何倍も 僕は君を想ってるんだぜ ...

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正義と悪

例えば悪役のスピンオフが公開されたら そこにも物語はあり たちまち共感がとまらない バラバラに愛を向ける先が違って 相容れないから僕ら 懲りもせずに繰り返す歴史 言い分はよくわかります でもやっぱりこちらも譲れませんね あなたにとってはそれが正義でも 僕にとってはそうじゃないの 守りたいもの守るために 傷さえも厭わない あなたにとってはそれが愛でも 僕にとってはそうじゃないの わかりあえないことがわかって 落としどころを今日も探してる 僕らが笑顔なら きっとどっかで誰か泣いてて 僕らが涙流せば きっとどっかで誰か幸せ 神様は絶対的存在だって 世界中に何人もいて それぞれに絶対は異なり 常識も 真実さえも 無数に散らばって今が出来てる 誰かにとってはそれが正義でも 人によってはそうじゃないの 想像力が足りてなくて 決めつける有象無象 誰かにとってはそれが普通でも 人によってはそうじゃないの 当たり前など当たり前に 蹴散らしてしまえよ 今すぐ ...

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春を背中に

「頑張ろう」送りあって LINEを閉じた 七分の葉桜は風に揺れて 歩きたい そう思えた道に立って 初めてわかる不安と胸の高鳴り 同じように今日 まだ見ぬ未来に向けて 踏み出した君と共に 会いにゆこう 新しい自分に会いにゆこう 派手な夢も こわがらずに 大胆に描いて あたりまえも 始まりは小さな奇跡だよ 顔をあげて前を見て進め 春を背中に もうダメって 打ちかけては消しての日々も 次の桜が咲く頃 誇れるように 簡単じゃないからこそ 憧れたはず 諦めないだけでいい いつか昔話に花を咲かせる時 でもやっぱり今が最高だって笑う僕らでいよう 会いにゆこう 新しい自分に会いにゆこう 派手な夢も こわがらずに 大胆に描いて あたりまえも 始まりは小さな奇跡だよ ...

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どんな小さな

誰かにとっては君が立ち止まって見えても 君の中ではきっと高い壁を登ってる わかっていてもやっぱり 比べてしまう日々 悔しさがこぼれ落ちないように 見上げた窓の向こう 認めたくない自分と 僕ら戦いながら 強くなりたいと願って 懸命に生きている 君のどんな小さな一歩にも 君のどんな小さな勇気にも 昨日と少し違う自分を誇れるように 君が選び歩いた道にしか 咲くことのない花があるんだ ずっと ずっと 見守ってるから 笑っていて欲しい 仲良しが辛かったり 優しさが痛かったり 正しさに苛立ってしまったり 僕にもよくあるよ 誰も悪くはないのに 心がひとりでに 人を嫌いになってくのがこわくて 閉じ込めた 知られたくない自分を 僕ら潜ませながら 愛されたいと願って 懸命に生きている 君のどんな小さな涙にも 君のどんな小さな痛みにも 居場所があり一人じゃないこと 伝わるように 君が好きになれない君にしか 見つけられない愛もあるんだ ずっと ずっと 味方でいるから そのまんまの君でいて ...

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君を好きな理由

サプライズし甲斐のあるリアクション すぐもらい泣きしてしまう涙腺の緩さ 心配かけるのが嫌で隠す本音 寂しいと上手く言えず黙る横顔も 一目惚れからひも解いて 君の心に触れてゆくたび 何度も繰り返し恋をしている ああそうか どうして君を好きになったのか また一つわかっていくよ その笑顔に隠された 君の嫌いな君も全部愛していく どうしても君じゃなきゃダメだって また一つ確信にかわるよ だからこれからもずっとそばにいてよ ねえ 聞いてるの 沈黙がこんなに愛しいものだって 教えてくれたのも君さ でも思うんだ 言葉にしなくてもわかりあえるようになったからこそ もっと深いところにあった愛を言葉にしよう 昨日より今日の君がいい きっと明日の君はもっといい 毎日過去一で世界に一人 ああそうか どうして君と生きていきたいか また一つわかっていくよ ...

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あなたの隣で

生まれることは選べなくても 消えてくことは選べてしまう だけど私がここにいるのは とどまる理由に出会えたから 泣いて笑って 日々を描こう 苦しみもがき 道を見つけよう 愛の温さも 夢の脆さも あなたとならばきっと愛しい あなたの隣で私を終えたい そんな台詞が自然になるまで あなたの隣で私を生きたい いつか二人で人生を讃えましょう いつも明るさ着飾ることで 本当の心ぼかしつづけた だけどあなたは見つけてくれた 閉じこもったままの私を 似てるところと真逆のところ 好きなところと嫌いじゃないとこ 間違う時も 悩める時も あなたとだから越えてゆける あなたの隣で私を終えたい 世界で一つ大切な居場所 あなたの隣で私を生きたい いつか二人で思い出をめぐりましょう 肩を寄せ合い 歩幅合わせて 声を掛け合い 命を繋ぐ 最期の日には「愛してる」と「ありがとう」で ...

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