踏み出したことさえ苦く思うような世界に
疲れてしまったなぁ。
笑えやしないな。
走り去った兎を
見送って俯いてた
うるんだ瞳ぬぐって、汚れた靴のまんま
願いも憂いも迷いも連れて行けたら
笑えなくたって
胸の鼓動が響いてるんだ。
微かにそっと。
きっと足りないこのココロを
埋まらない隙間を
満たしてくれる陽を探している。
裸足のままでずっと。
私にだって 一つはあるんだ!
世界の端っこに小さな…
陽射しが差して、ふと眠れる
そんな場所があってもいいじゃない?
歩いて行けるかなぁ
この先も、さ。
あのウサギにもう追いつけないよ。
踏み出せない心を隠したまま
混ざりあえないままでもいいかな
「このまま」で!
聞こえたなら
追いかけなくちゃ
胸の鼓動が続く限り
うるんだ瞳ぬぐって
汚れた靴を履いて
願いも憂いも迷いさえ
連れて行ける?
滲んだ瞳開いて、
大きく息を吸って、
投げ棄てた昨日に
思いを馳せている。
きっと足りない私だけど
いつか追いつけたら
変わっていくこれからの日々を
愛していけるかも、ね。