Sakura
息をすることも忘れて 大人しく あなたを見ていた 絵空事を語る気はない それなのに 想いは募るばかりで 何度 諦めようと 何度 突き放そうと 蘇る春よ 桜ひらりと あなたの髪を撫でていく そっと振り向く その姿に焦がれては 幾度と巡る 春の木漏れ日に照らされ 散りゆくは 花びらか こんな心の行く末か 泡沫のあなたか 恋がなにか わからずとも 早くなる 鼓動が答えで 熱を帯びて 染まる耳は あなたへの想い そのものみたいだ たった 一つの言葉が ずっと 喉を通らずに ...
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