忘れないでよ
そんな言葉 口に出しては後悔の日々
行かないでよ 僕を残して
抱き寄せるのは鈍色の過去
何処かで犬が鳴いている
寝惚け眼の僕に怒っている
それを見た君が呆れて笑うような
そんな日々を僕は待っている
心の中 足りないのは
君が此処に居ないからなんだって
ハローグッバイの後に残る寂しさは
今はもう要らないよ
傷付いても 嘘をついても
なんとなくは伝わるんじゃないかって
雨上がりのよく晴れた日のことを
今も僕は思い返している 思い返している
忘れたいんだよ
そんな言葉 出任せばかりの後悔の日々
行かないでよ 知らない場所へ
子供のままの僕を残して
また何処かでサイレンが鳴っている
夕焼け小焼けに僕は染まっている
アイスキャンディーを片手に帰るような
そんな日々を僕は待っている まだ願っている
水溜まりの上 音を鳴らして
不器用なステップを刻む
泥で汚れた靴を見て笑う君を思い出している
言葉の中 足りないのは
君をまだ信じないからなんだって
いつまでも心に掛けた鍵も着飾った服も嘘も照れ隠しも
全部もう要らないよ
心の中 足りないのは
君が此処に居ないからなんだって
ハローグッバイの後に残る寂しさは
今はもう要らないよ
手を振っても 苦い思い出は
また心の中に残るんだって
それでも雨上がりに何処までも伸びる虹を
今も僕は思い焦がれている 思い焦がれている