Tag: サイダーガール

生きルンです

去ってしまった休日 眠れないな 眠れないな 書き溜めていた憂鬱 ゴミ箱一杯になってた 妄想で描く理想像 僕じゃないな 僕じゃないな ポケットに隠した嘘も要らないから何処かに捨てよう このナンセンスなセンテンスでもオーライ そういえば君の事もよく知らないからさ まだ僕は眠れないや 君の夢を見たいのにな 即席の答えを探しても言葉に出来ないミッドナイト まだ終わらないや どうせならもう忘れてしまえば? 誰か僕に教えてよ そうだ 明日も同じじゃつまらないじゃん! 後悔の末に同じ轍を踏む者 愚直に道行く人を嘲笑う者 恥を恐れ何も成し遂げられない者 迷わず暗闇を切り拓いて進む者 自分がなりたかった人ってなんだ 考えてもしょうがないか 誰も分からないな 分からないな 掃き溜めだった 結局 この曲が紡ぐことも 妄想で描く理想郷 此処じゃないな 此処じゃないな ポケットで潰れた地図も要らないから何処かに捨てよう 僕は眠れないや 君の夢を見たいのにな ...

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ヒナ

淡い光がそっと頬を撫でた カーテンを捲り 分かったと答えた 欠伸を飲み込んで 顔を洗う猫背の僕だ 家の鍵は忘れないように 後悔は家に置いていくように 十二月の空 白い息が混ざる 怖くないの? なんて ふと自分に問いかける 眩しくて少し目が痛いな でも大丈夫 飛び立てる 片手で持てるくらいの鞄が大切な思い出で溢れてる 零れた記憶の額縁をばら撒きながらも飛んでいけ 不器用なままの飛び方じゃ飛行機雲追い越せないかなあ? 僕も風になれるかなあ? 羽根がふわっと街に降っていく よーいドンですぐに躓いて 痛い 辛いと言い訳ばかり でも転んだ傷もいつか治ってしまうもんな 「怖くないよ、多分。」 まだ自分に言い続ける 思い描いた偶像を臆病でも追いかける 格好付けようとしてたのに練習通りにはいかないな 不出来な記憶の額縁を確かめながらも飛んでいけ 不器用なままの飛び方じゃ後ろ指を差されるかなあ? 気にしないなんて言ったのにどうして上手く出来ないかな 忘れないの? なんて ふと弱さが問いかける ...

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透明

雑踏の中 紛れるように 目を伏せて歩く僕が嫌いだ 踏まれた靴の黒い汚れも どうせ誰も気付いちゃいないよな 満員電車 僕一人でも 降りたなら誰か救われますか 圧し潰された黒い心を開いてはまた閉じてを繰り返す 誰のことも傷付けない このまま忘れて下さい みんなと同じ気持ちになればまだ楽なのになぁ 夜道を歩け 侘しさ隠せ 眠い目擦り見上げた お星さま 本当はもう其処に居ないのに 綺麗だねと褒められて狡いな 心の中が空っぽなこと 本当は思ってもいないこと 全部嘘だと疑われぬように 態とらしく泣く僕が嫌いだ ほら 手を伸ばして前へ倣う 「優しいね」だけが取り柄の僕 しとどに濡れた帰り道 もう家着くのになぁ いつも目を閉じて見ない振り 「ごめんね」だけが上手な僕 卒業アルバムの顔も黒く塗り潰しておしまい 僕の人生だったはずなのに主人公じゃないこと 燃えるゴミの日は明日 全部捨てたら少し軽くなるのになぁ 生活は続く いつまで続く 部屋の隅で一人 「お疲れさま」 自分のことも好きになれたらいつか誰かの涙になれるかなぁ

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火鍋

あなたの事が分かりたいな 気を遣い肉をよそうあなたにも辟易です 肴にもならない与太話ももう腹一杯です 結構です とは言え自分も鍋を囲い笑っているじゃないか あなたが誰の何のためにとか 今考えていました あなたの事が分かりたいな でも言えなくて 僕は狡いな あなたの事が分かりたいな 沸々と煮える 時間は過ぎる でも少し位は分かってほしい 言葉を烏龍茶で流し込む また隠れて時間を気にしてる 底の浅い鍋に届く 僕らの箸 ラストオーダーも終わる頃 「まだ話し足りないけど 宴も酣と言うことで それではお手を拝借」 あのね、お会計しておいたよ みんな気にしていなかったから 一人いくらか計算するの面倒だし払っておくよ あなたの事が分かりたいな あなたの事が分かりたいな ...

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夜に揺られて

「疲れたから」って理由で旅しようよ カレンダーにこっそり小さな丸付けようよ 187円のアルコールで話しようよ 終わっちゃう夜を少しだけ長くしようよ 夜更けに僕らは眠れないまま 海沿い 文庫本 砂を被る 思い出している 忘れようとする 固結びで上手く解けないから 潰して履くスニーカーの踵 随分と歩いてきたんだな 思い出している 忘れようとする 大人の振りで内緒話にしよう 大丈夫 もう この夜が終わるだけ 明日に帰ろう 明日に帰ろう

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わすれもの

願いが足りずに 君まで泳げなかった歌 ヘッドフォンの海を彷徨う 目を閉じたまま溺れていく 明日の天気は晴れ模様 うざいくらいの青が空を埋め尽くすみたいです 心だってそうだろう? 「さよなら」とあの日の僕に忘れられた歌 でも本当はまだ覚えてるんだよ 要らないと捨てた過去 描いた絵空事は 今だからなんかな ほんの少し良いと思えた 忘れ物を取りに帰る 大義名分を振りかざす訳じゃない 腑抜けた自分を救える照れ臭い言葉を並べたい 手を伸ばしたらすぐ届く位の未来が 変わってくれるだけでいいんだよ 「さよなら」とあの日の僕に忘れられた歌 今はどんな顔しているんだろう 記憶の片隅から拾い上げたこの思いが 自分自身なんだな 目を逸らさないでおくよ 溜息で誤魔化していた日常をまた うざいくらいの青で染めていけるんだろう 「さよなら」とあの日の僕に忘れられた歌 寂しかっただろうな ごめんな 今更 もう忘れないから 未来永劫歌っていくんだよ ...

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Choose!!!

いつまで経ってもロールプレイから 抜け出せないよな 朝カラ晩マデ私ハ歯車 コチラ異常ナシ 1.2.3.4.5.6.7.8.9 あっちもこっちも見渡す限りに村人ばっかり 星に願いを 祈る人に 神様がほくそ笑む ナンセンス 信じるものは自分で決める 大きな声に騙されない 正しいものばかりじゃない 涙を呑むこともある ああ 君も選んで来たんだ 好きなことを歌うため ああ 君の声がきっと 僕の道標だ ル ル ループ 代り映えのない 景色の中 残機はない ...

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wagon

ハロー ハロー 其方はお元気ですか 新しい世界を受け入れてるかな 知らない誰かと上手くやれるかな きっともう 要らないよな 心配は 何故だろう 心の隙間がほんの少しだけ埋まらないんだよ だからどうしようと構わないんだけど 明日もあなたは 何処で何してる? 此方はぼんやりと生きる暮らしの最中 困難が待っていても ふわっと風が吹いたら またワゴンに揺られていきましょう ハロー ハロー 其方はお元気ですか 新しい思い出でも増やしてるんかな 目紛しい日々で疲れてないかな 宛先の無い手紙 書いておくよ 朝起きて淹れた珈琲の味 ほんの少しだけ苦くて酸っぱいんだよ だからどうしようと構わないんだけど 明日もあなたは 何処で何してる? 此方はぼんやりと生きる暮らしに少し砂糖を入れておいたよ ふわっと甘い味なら また眠気覚ましに こんな暮らしには興味も無いかな あなたはもう忘れてしまったかな ...

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HELLO

忘れないでよ そんな言葉 口に出しては後悔の日々 行かないでよ 僕を残して 抱き寄せるのは鈍色の過去 何処かで犬が鳴いている 寝惚け眼の僕に怒っている それを見た君が呆れて笑うような そんな日々を僕は待っている 心の中 足りないのは 君が此処に居ないからなんだって ハローグッバイの後に残る寂しさは 今はもう要らないよ 傷付いても 嘘をついても なんとなくは伝わるんじゃないかって 雨上がりのよく晴れた日のことを 今も僕は思い返している 思い返している 忘れたいんだよ そんな言葉 出任せばかりの後悔の日々 行かないでよ 知らない場所へ 子供のままの僕を残して ...

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きっと僕もいつかは目を伏せて泣いてしまうから この歌を思い出せるようにと栞にするよ 唄うよ ニュースキャスターの言葉すら覚えてないから 雨の中 傘も差さず歩いて帰った日のこと 君の顔色気にして言いそびれていたこと 誰かの青臭い思い出になりたかったこと こんなのばかりだな それでも 何回も描いて 空に混ざって溶けて 少しだけ光ってやっと見えてきた未来 泳いで 息継ぎも下手くそで 咽せた日のこと 何と名付けよう 部屋の隅で埃を被る日記帳に 青い春の欠片を一つ挟んでおくよ 眠れない夜 またいつも通りの悪い癖 綺麗な思い出の頁ばかり読み返してる 二千十四年七月 産声を上げた僕らが 大切に抱えてたもの 今も在るんだろう だって錆び付いてた六弦をまた掻き鳴らしてる 誰かに言われたわけじゃないのに走り出してる どうしてかな 嫌いになったあの音が僕の背中を押してくるのは ...

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