Tag: ヒトリエ

Quadrilateral Vase

消えない影、まぼろしのいろは 機械仕掛けのトロイメライみたいなのさ 哀しくないみたい、鏡映しで 泣いてるような、子供の声で そしたら思うのさ、雨降り、傘無し。 聴かれちゃった?聴かれちゃうな 眩しくしないで欲しい 眩しくしないで欲しい 焼き付くんだ 焼き付くんだ 鮮やかなあなたが 眩しくしないで欲しい 眩しくしないで欲しい、のに 遠ざかるくらいがいい それが、それがいい 青白い肌、包み込むベロア これで終わりなら洗いざらい話し合おう 哀しくないんだね、似たもの同士 泣いてるのにね、ふたりの声で 窓の外みたい、雨降り、傘無し。 ...

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耽美歌

はにかんで笑う君の声で 僕の鼓膜は破られた どこまでも小さく生きている僕らを 見下ろすようなあの飛行機雲 こんな耐えがたい想いで染まる 赤い、赤い空模様はいかが? 悪い遊びをしよう、ほら 思い描くまま、汚れた大人を掻き分けて 絶望に火を灯せ、まわれまわれ 焼け焦げるミラーボール 僕らの夜 屋上の君は空虚なそれを 翼のようにはためかせて あまりにも醜い規律の群れの どこにも行けないの知っていた こんな耐え難い想いを染める 夕日にまたいざなわれて 悪い遊びをしよう、ほら 思い描くまま、ふたりの路地裏駆け抜けて 溶かすように愛してくれ、ドロドロにさ ...

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ネバーアンダースタンド

フリーズドライされた輪切りの柑橘を 優しく食むように詩集のページをめくる 昨日までやるべきことだった全てが 意味を無くすほどに罪深い指先 6番線のプールサイド 機械みたいに愛して偏執的に触り過ぎて 壊れたらちゃんと直してね 口先ひとつで容易くあなたを信じるから 稚拙な嘘はつかないでね 興味の無いことばかりがわたしを苦しめている 取り返しのつかない先天性のそれが爪を研いでる 肯定された世界で踊ることを許された 試しのない人間の感情が貴様なんかにわかるものか 興味の無いことばかりがわたしを苦しめている 取り返しのつかない先天性のそれに牙を剥かれる わたしだけの感情が貴様にわかるものか わたしだけの感情が貴様にわかるものか メランコリー 悲しみだけは終わらずに ハートを締め付けて遊んでた弊害さ 6番線のプールサイド ...

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Shadowpray

後悔 状態 未来 想像なんてつかない 電線の行方 情熱 才能 醜態 みんな許せない 水滴が濁す 心臓 愛情 由来 言語化はし難い ゆりかごの跡 能動 回転 現在 どうなったって良いじゃん 心の隙間 触れないでまだ 足りない、足りない、足りない、帰れない 着飾って 孤独と嘘を溶かしても 物語は始まらない 最大公約数、最中 熱は冷めていく 逃げないで 虚空の幼い切断と 湿度に溺れる、明日も 明日も 今も 祈る 黒い影 触れないでまだ 足りない 足りない 触れないでまだ 足りない 足りない 足りない、、、 ...

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月をみるたび想い人

嫌になるくらい月が綺麗でさ 頭ん中ずっとカラカラ音がしてるのさ いつかがいつかなんかじゃなくて 明日がいいなこんなことすら叶わなくってさ 埃まみれの部屋の隅 まつ毛の先を這う微睡み 夢のプールを泳ぐ君に 僕は何も言えないままでいるよ 錆だらけのシナプスが 僕の悲しいや悲しくないを 濁らせる 嫌になるくらい月が綺麗でさ 頭ん中ずっとカラカラ音がしてるのさ いつかがいつかなんかじゃなくて 明日がいいなこんなことすら叶わなくってさ 僕は何してた?ずっと暇してた。 今日も明日も変わらず大人のフリをして タイムラインまた汚してた 人様に迷惑かけるのやめなさいな 癖になるよな、癖になるよな ...

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ブルースプリングパンク

アンプリファイアに火を灯す アンプリファイアに火を灯す 空を駆けるティーンエイジャー 喉がずっと渇いていた 言葉足らずたちの箱庭 思えば僕は恋焦がれっぱなしだ さよなら、血まみれのデイジー 真っ赤なノートの「」の中で、 フィードバックして。 あの娘に噛まれた喉笛、 奪われた歌声 アンプリファイアが溶けていく アンプリファイアが溶けていく あの娘、耳を塞いでる あの娘、耳を塞いでる 数百ワットで掻き鳴らす 数百ワットで掻き鳴らす 空を駆けるティーンエイジャー どいつもこいつもいかれていた 遂には誰も居なくなってしまったよ ...

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おやすみなさい

脱ぎ散らかされた身体に触れる 髪を、とかす レコード棚の裏で泣いている 君を、探す いたずらはいい加減これくらいにしておこうね おやすみなさい まやかしの中で躓き転ぶ 鍵を、鍵を失くす 白いシーツに磔、モルフォ蝶。 髪を、髪をとかす 君のそれで肺の底が満たされて 部屋で鳴る音のすべてが寝息のようで 憎しみを裏返した夜はもう、来ないまま おやすみなさい LYRICS 朝日に切り刻まれた僕が 風に吹かれて散り散りになってしまう 震える手でペンを握り締めて 君のショートボブを描こうとしていた 可愛く描かなきゃ怒られるから 可愛く描かなきゃ怒られるから ...

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ワールズエンド・ダンスホール

冗談混じりの境界線上 階段のそのまた向こう 全然良いこともないし、ねえ その手を引いてみようか? 散々躓いたダンスを、 そう、祭壇の上で踊るの? 呆然に目が眩んじゃうから どうでしょう、一緒にここで! 甲高い声が部屋を埋めるよ 最低な意味を渦巻いて 当然、良いこともないし さあ、思い切り吐き出そうか 「短い言葉で繋がる意味を 顔も合わせずに毛嫌う理由を さがしても さがしても 見つからないけど はにかみながら怒ったって 目を伏せながら笑ったって そんなの、どうせ、つまらないわ!」 ホップ・ステップで踊ろうか 世界の隅っこでワン・ツー ちょっとクラッとしそうになる終末感を楽しんで パッとフラッと消えちゃいそな ...

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テノヒラ

恋をして。 それは泡の様に 私の心から消え去っていきました。 青空が哀しく澄み渡り その向こう側ではお変わりないですか? 朝、昼、夜通し独り 涙拭いて そっと。 まただよ!あの声、君とよく似た…… 「会いたい。」 今、空に浮かべた声が 空気と混ざり合う 「君の手が、つかめますように。」 ―そう、願うの。 旅を捨て雲へ向かう独り、 私の行き先は何処にあるのでしょう 青空は優しく突き放す。 その向こう側には届かせまいとして。 ただ 見た 君の温度を 触れたとして、 散った思いをどうして儚いと呼べるの? どうか 今、手を振れず、過ぎる「今」 それを忘れないで。 君の手の平を思うだけの日常で、泣きたい。 ...

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daybreak seeker

少年は路地裏で踵鳴らして 静寂に火をつけるように遊んだ 何処にだって行けそうな気がしていて くだらないことばかりの街の一人だ 頭の中だけが騒がしく 眠れない僕たちのパーティーは 言葉や想いこそ通じないが 誰だって欠伸の一つも立てやしないのさ 雄弁なアイツが言葉をなくす程 排水溝に飲み込まれてくティーンエイジ 話せば長くなりそうだけれど この曲だって5分足らずで終わるんだ 頭の中だけが騒がしく 眠れない僕たちのパーティーは 誰もが終わらないことを望んだ 誰もが終わらないことを望んでいた 彼の名前だけが、空中を泳いでいた。 あなたの手を引いてさ、抜け出そうとしたんだ あなたの手を引いてさ、抜け出そうとしていたんだ。 ラザニアの焼けるような匂いがして ...

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NOTOK

戯言たちは風任せ 息を呑んだ少女、夢任せ 嗚呼、 終いにこの街の色も 誰も気付かず変わるのでしょう 振出しまで戻れどまだ 息を止めることはできないな 誰一人と視得ないのは 誰一人あたしじゃないから 宵闇を切る鴉と 朝に怯える声 もう良いよ、って 確かめたくて あの娘を探してる その果てに視た答えを この心にくれよ それが誰かを 傷つけたとしても それでも人は続く 呼吸をやめるまで ...

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