七月のランデヴー
蛍光灯だけが照らすホームで 浴衣の裾がそっと揺れてた ふたりの駅を挟んだまま 「会えない約束」を信じていた 去年の七夕は雨に流れて 風鈴の音だけ耳に残った 今年はちゃんと決めてないけど 帰れぬ夜を歩き始めた 君と約束してないのに どこかで待ってる気がしてた 願いごとだけ連れて歩く それは 七月のランデヴー Just one night 迷ってた道に灯りがともる サンダルの音が夜を連れてく 「今も起きてる?」って思うたび 宙にほどける届かない声 君と約束してないのに ...
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