Tag: Homecomings

angel near you

きれいなままだよ 僕らだれでも はじめからさいごまで 音のない夜に知るだろう 眠る街を旋回して 大丈夫だよ、と頼りなく笑う わたしたちはいつも 安心の匂いがする 明るい場所を ぎこちなく求めた僕らは 雨に追いつかれないように 大切なものも落としてしまうね 拾うように 耳を寄せるよ ぎこちなく求めた僕らは 雨に追いつかれないように またセラムが溶けて、羽根も隠して 祈るように 抱き寄せるよ

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blue poetry

不揃いの文字 写真に今描いた 青い空の詩に 光る透明のシー モーニング・グローリー ああ空が 今に降る予報だろう 目に映る今日はひび割れて 手に持つニュースサイト 編み込む情で 個々に居続けているんだ 管制塔、観覧車 テキスタイルで描いた まだ会えていないよ、って 交ざる銃声、境界線 目で割って入る 見知らぬ昨日

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luminous

瞼に、春が飛んだ 真昼の海 手を伸ばす 稲穂に浮かぶような街 消えない夢ならあたたかな ひかりを憧れに似せていた 波が畳む 記号じゃなく僕ら まだ 放たれた 目に鮮やかなフォーム 歌うように色つけた 羽根と舞う花びらみていた goodnight 声がする 神様も星占いも あの海岸線が揺らぐこととりこぼすから 僕は祈る 春は来る 過ぎ去れない 水面がひだまりに揺れていた 裸足のまま 触れたあたたかな影 放たれた ...

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ghostpia

曖昧なままでいたい ほんの小さい泡が 痛みから逃げていく まばたきのあいだ 海は知るだろう いざ開けた 彼方と彼方 ああ 青いドアを開いて 夜に近い 小さな傷 まだ忘れずにいたいから 境界線 ほら あなたの窓も手もまだ弱い灯も あなたのものだから きっとそう あんな長い闇がずっと続く でもね 未来まで、いて ああ 祈り方を砕いて 夜の世代 諦めじゃなく ただ離れずにいたいから 手繰り寄せて 合間を縫う波音 柔らかに 歩いていくのだろう きっとそう ...

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torch song

この部屋は静かだから大丈夫 おやすみ 色をつけよう さみしくなってもいいように 青い鳥よ この歌を運んでくれないか 背伸びじゃ届かないあの場所へ とおくの星のひかり 書きかけの物語たち それでもうたはここにある トーチソングそんなメロディ 灯りを点ける千のうた 目で見える景色よりうまく詩を読む いつでも スプーンをひとさじ優しさを混ぜて 魔法をかけるあの場所へ とおくの星のひかり 書きかけの物語たち いまからうたが話し出す トーチソングそんなメロディ 灯りを点ける千のこえ

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recall (I’m with you)

透明だ 砂に降る陽の光源は 春に似て、まだ寒い I'm with you I'm with you 目に見えてないのさ まだね ただここで 手に触れたもの 通じ合うだろう、あの瞳 ただ夜になる前に 海のしずくになる前に 透明だ 眠らないまま ただここで?まだここで? 目を閉じて ここまでを記録 つよがりにマフラーが揺れて また夜になる前に ...

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Tenderly, two line

「水槽の中の季節にいた」 青さと光に透かした優しささえ 手を振ったままで 「相変わらずだよ」 祈りをこめて追ったあのメロディも ほら まだ響くよ あの頃、ふたりは それぞれの羽根を持ち寄り 窓、開けて見たものは こぼさないで教えてほしいよ、全部 Tenderly, two line That feeling I had (あのとき好きとおもったことは) あの日々だけの 淡い微熱じゃなくて ...

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Air

雨の日に見たのは どこかで失くした僕だったりした そろそろ僕らも気づくだろう わたしもあなたも繰り返されない わたしがあなたになる瞬間を 忘れないでいて その優しさを ここで抱き寄せても 嫌じゃないかな つよく、風の詩 どこかで誰かが消し飛んだ跡さ 重なるベールの安心を 遠くのあなたに届くようにと わたしがあなたになる瞬間を 離さないでいて その優しさを ここで抱き寄せても 嫌じゃないかなって ちゃんと聞いておきたいんだよ 折れてしまったあの夜を 縫い合わせて作ったその羽根は 誰かの頬を撫でるだろう どんなかたちをあいしても あたりまえの日がくるだろう ...

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kaigansen

君が今 しんじることは? 旅がもう 一周りしたら 線はただ ほどけていった 海はもう 開いてしまった でも 夜はまだ さみしくあった 夜はでも ただ手を振った 降り積もる羽根の渚 漕ぎ出すことを夢見た その手にはなにを? 今、その手には? うたえる 少しでも君にふれたことは ふるえる それでも朝をまつことは うたえる それでも夜明けがくることは うたえる それでも君のそばにあるうたは (sea adore you.)

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slowboat

灯台を背に夜の砂漠をゆく 触れたら崩れそうな距離 なにげなくそれで ささやかな愛と目 軌道をはずれても たどり着けるよ 何も知らずに漕ぎ出して 柔らかなまま 舞い降りたままのすがたで 変わっていくだろう そして、夜明けに漕ぎ着く 灯台を見た メモに書き留めた かすかな風の詩を聴く 君の文字のかたち ささやかな愛と手 月の満ち欠けに 旅路を想うよ 波の砂地に彷徨って 凍えたとしても 舞い降りたときの記憶を 辿っていくだろう そして、夜明けは近づく ゆっくりといくにはさみしさも大事な荷物だ 照れた顔で迎えるだろう 照れた顔で手を振るだろう ...

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