抜け星
君のことなら忘れたと思っていた 休むことなく自動で働いている心臓 時々吠える寂しさを手懐けて 真面目な振りと嘘ばかり上手くなる 生活が立てる音に 気付く度に独りになる ごみ捨て行かなくちゃ 空が落ちても海が割れても たとえ世界が今に全部終わりを迎えても 君の夢を見て目覚めた朝よりも 胸が痛むことはないだろう 大切なのは頭では分かるのに 大切にすることは上手にならなくて 君のためとか考えているうちに 繋いだ君の左手は離れていた 生活は続いていく 後戻りはできないまま 鍵閉め忘れたな 髪の匂いも癖も仕草も 取るに足らない一言も ...
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