Tag: (夜と)SAMPO

モンスター

六畳間 星のない宇宙で いま、わたしの吐息はどんな色をしてる? 進めボヤージュ 空っぽの船には よく膨らむ嘘を 詰め込んで眠る たりない何かに 脅かされてる ないものねだる こころのモンスター 一日が有刺鉄線のよう 張り巡らされるのは 小さな疎外感 まばたきは 隠蓑の手合い ギュッと張り詰めるものを殺して笑う 見つめ合うことに 怖気付いてる 知らない誰かは 敵に見えてく 帷の世界を守れるなら 涙で浮腫む身体と 渇いたままの心を 動かせモンスター あらゆる星間衝突を 逃れて銀河は空になる 気づいたら またいつもの部屋 重力とため息じゃ回せないドアノブ その先に見えるのは

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シャドウ

あらゆる極地点に 魔法をかけられていく ゴー・ラウンド 夢を見るような ステップで やがてたどり着く 埃被った地図に 書き殴る うわべだけの将来 滲む無力をスケッチして ひとり立ち尽くす 右手に散弾銃 左手にジャックナイフ きっとどちらも選べないのなら 不確かなまま 人生を閉じたい 廻る感嘆符 重ねるアイライン きっと分かりあえないのなら 沈んでいく ただ影になりたい 身を焦がすような ディスティニー 暮れ泥む 黒い春の到来 腐る果実をグリッジして ここで砕け散る 霞む境界線 溺れるデッド・ライン このまま動けないのなら ...

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ストマック

やっつけの契約 開封前に風化 消化できないブックマーク 冷凍庫の面倒 何カ月おいたっけ そろそろ危ない 空っぽの胃袋には 優しい夢がよく似合う 過剰使用を控えたら 胃もたれもしません ためらいながら 愛せない日々を 溶かすぼくらって やる気3割5分だってなお 高望みなんだって 退屈な日々も 宝の山よ 愛せたらいいのに ブルーライトに夢みることを 諦めさせてよ なんてね 消毒も済んだし ...

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YES

ブランケットくるんだ35℃ フラットなビート あいまいな境界にバイバイしたい スヌーズはからまわり 波乱 疾走するような15分 鍵を開けて飛び出せ 手を振れよ Say, Hello ねぇここがどこだって 世界が芽吹くような予感がしてるのさ ねぇそれがなぜかって 互いのかたちの外に答えは眠ってる 懐かしいものなら廃棄 手に届くものだけ待機 清貧弁えるこんな日々も断捨離 欲張りにニヤリ 企みなら消さないで ねぇここがどこだって 世界が芽吹くような期待をしてるのさ ねぇ僕らいつだって ...

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ヒューマン

長かったこの通り雨が 上がった頃合いにはどこかへ行こうか 取り込んだ白いワンピースを 畳んで仕舞う余裕を携えてさ ふれあう言葉が怖くって 嘘くさい世辞で誤魔化してた 治らないバグも ぼくらのもの あるがままでいいのか あるがままでいいのさ 「たりない何か」はどこにもなかったね でもそれでいいのかも 止まない雨は確かにあるのかもね だけど 傘をさせるのは自分だけだろう 三日月じゃ満たされぬぼくらが 傾きを変えるのは地軸のことじゃない 不揃いは愛するイデアさ 真っ直ぐ斜に構えて生きてやろう いつかこの歌も意味を無くす お別れの時までは お守りであれたらな 抱きしめあえるのなら ...

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革命前夜 (2024 Version)

あの人になりたくないな あの人は未来の自分だ 先生、あなたの背中に映るのは わたしの影ですか 「負けるが勝ち」「仕方ないさ」 納得する器量はないな せいぜい私は 許せない自分を 許していこうかな 代わり映えのない 分厚い毎日の わかりきった結末を 殺して生きていく コトバになって カタチになって 一言も言えやしない 臆病な世界で 歪な風穴を 空けていくんだ しょうもないって くだらないって 鋭角な夜にしよう 片仮名な僕らに 居酒屋がよく似合う 代わり映えのない 生温い毎日の ...

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ロケット・ガール

あれこれやっても意味がない 意味がないならばつまらないのさ ハリキリたくても旨みがない 旨みがないから続かないもんさ 誰もが欲を抱き締めたい そんなことにも気づかぬ ロケット・ガール 打ち上げろ 「兎に角、楽しいから好きなんだ」 ってホンネを燃やして 忘れろ 捏ねゴネするパンと理屈なんて 腐る末路しかない 飛び出せ ゴールはそこじゃない ことばとこころの分離体 今夜、不幸せ 何者でも無いと知ってるんだろ? 宇宙人には逢えるかい? 気まぐれ 見失い惑う 超新星 軌道に乗せるんだ 水金地火木 どうしたって彼女は ...

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