Tag: 三月のパンタシア

March

行かなくちゃ 行かなくちゃ 春の月が淡く煙る夜に 漠然と寂しくなるよ 終わってゆくひとつ季節が 正しさなんてつねに虚しいから 次第に歩き方忘れて 俯いて立ち尽くしていた 光降る音がした 温かい匂いがした 君がいたんだ 行かなくちゃ 行かなくちゃ 今届けたいよ 恥ずかしくて優しい 愛に似た想い さよならもはじまりも すべて掬って 描く世界でもう一度君に会いにゆこう かじかんだ手のひらをぎゅっと握って 涙をこらえたあの夜 遠ざかった君の影 ...

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完璧彼女

長いまつげ 涼しげな笑顔 実は無骨なてのひら 見惚れて見つめ合って あたしをとろり溶かす君が大好きなんだよ あぁ、胸がうずく 気になって苛立って仕方なくなる 想うほど不安なの 君の全部を教えて 知りたい 触れたい 指が勝手に動く パスコード 単純で助かります 気づけばやめられなくなってるの 愛だよね?肯定して 交友関係 LINE Google検索履歴 インスタDM 全力でスクロール 君の思考とひとつになって 完璧彼女になる ねえ、可愛いが作れるのならば ...

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あいらぶゆー

初めての恋だったの いなずまが落ちたみたい 触れられた耳熱くて 会うたびに胸踊って 夜になると絶望して 朝までいれることはないから あなたは永遠選んでくれないのに どうして甘いキスで抱き寄せるの ねえ、愛してる愛してる愛してる なんて口にするほど虚しくて 優しくて軽率なあなたには届かない 愛してよ愛してよ愛してよ 一度でいいからちゃんと見つめてよ って叫ぶのに抜け出せないや 生ぬるい体温に焼かれて いつか私の身体が 朽ちて燃えてしまっても たったひとつ残るものは 胸の真ん中貫く どろどろ熱を帯びてる ...

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ノンフィクション

100年ぶりに出会えたような衝撃走ったの まるで恋のように痺れた手で君の言葉に触れた 一目で視線交わった日から いつの日にか暮らしに君が根づき 血の巡りに愛がまざって 泣き笑いの日々重ねて とめどない歓びの声が舞う 君を歌えばそれが幸福になるんだ 誓うよ 声枯れるまで だから照れずにちゃんとこの目見て 私が君を守るの 変わらないものなんてね ないと知っているけれど それでも信じてみたいよ ノンフィクションな愛の話 100年ぶりに出会えたような衝動走ったの もう2度とは会えない気がしたんだ 慌てて手をひいた まだ喧嘩はしたことないけど その時はさ 素直にごめんって言おう 月明かりを失くした夜は 私が光り君照らすよ ...

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愛の不可思議

君と話してみたいことがあるんだ 君は答え知ってるのかな? なんだか照れくさい話ではあるけど… 愛についてさ 生きていくには必要かいらないのか なくてもいいけどないと物足りないのか ふわふわとあたたかくてちょっと切なくて たまにひどく傷つきぼろぼろになって ときにはさ 余計にさ孤独になっても 愛する気持ちを諦めないの、ねえ? ずっとひとりだった私にもいつか 歌える日がくるのかな 君と話してみたいことがあるんだ 愛についてさ 強い愛情はときに形を変え 人を縛ったり憎しみを生んだり ふわふわとあたたかくてちょっと切なくて 運命の人って信じていたのにどうして? いつの日かさよならが訪れてもね 愛した記憶は消えないから、ねえ? ...

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