Tag: Chevon

DUA・RHYTHM

昼と夜、陸と海、との境界 人の世に放たれた獣を呼び覚ます声 均衡は崩された 親愛なる羊たち 陰陽の理は破られぬもの 裂けるほどのデュア・リズム 溶かし固め語り継ぐ お前だけが辿り着く それが神か悪魔か己の目で確かめろ 逆さに降る星の夜に燃え盛るは知恵のトーチ 「「喝采と罵倒を天秤にかけろ!!」」 デュア・リズムそう何もかもが二つに割れてゆく 罪か徳か理解らぬまま積み重ねて終わりを待つ 喰らい尽くそう人も獣も愛も憎さえも 与えられるは褒美か罰か山羊のみぞ知る 真っ逆さまに落ちている空の彼方へ 君の瞼を重く閉ざしてゆく朝 アスファルトを泳いでいる海が燃えている 授かった脳力を放棄して あぁ、踊っていろ ...

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パメラ

長い夜は貴方の事ばかり考えて時を過ごす 近づいた夏の気配 茹だるその声で触れて欲しい 眩暈がする その仕草も言葉選びすら理解出来ず 瞬きのような毎日が無常にも過ぎていく 熱を持つ呼吸 割れた花瓶 いずれ全て何気なくなっていく 雲隠れする水色 言葉で片付くものなんて 一つも要らないと思う だんだん独りが染み付いて 寂しさの感度も忘れていく 最低な夜は切り裂いて この夢が覚める前に 覚えのある愛の言葉 偽物な貴方によく似合う 黄昏が街を包む 風穴の空いた心だ ...

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さよならになりました

春を待つ僕の生活は いつまでも救われてはいけない 焦がれ続けてやっと最期に穏やかな眠りを 風孕むあなたの翠は またすこし大人びたみたい 変わらないんじゃない、理解らないのよ ずっとなんてないこと 花冷えの様にさもしさが覗かせる 弱さこそ、この筆に込めたい 祈る、祈る。どうか誰かの歌になれと 風光る この街の上誰がために咲き、散る運命と 春、晴れり、ハラリ、桜木の下巡らせている 陰日向で揺れて舞う淡紅に赦されるなら 幸福になりたい 何ひとつとして、もう遺せなくなるくらい 歌うことすら忘れるほど春に溺れてしまいたい 言葉をすべて棄てるほどに満たされたのなら 花開け言の葉の群れ いつか実を結ぶと信じて 去るばかりが愛と何もそう悲観するなよ 咲き満ちて零れてまた萌ゆる日を夢みるように ...

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銃電中

降参したいです僕の期待も光も もうわかんなくなって ぽっかり空いちゃってンです 冴えないなんてレベルじゃないから ぜんぶ嫌になった Q&Aに移ります Q:本日の出来栄えはどうでしたか A:まずまずでした Q:明日の私は息が出来ていますか ほらね、絶対大丈夫のおまじない ふたり一生一緒よ、泣かないで フラッシュバックした懐かしい声が 絶賛、逃げ出したいキモチを充電充電中 (ジューデン、ジューデンチュー) 出鱈目に撃った一筋の弾丸脳天直行よ 貫いて。判断が鈍る前に 両の腕刻み込む「生きたい」と 深く深く「死にたい」との間で 絶賛、逃げ出したいキモチを 充電充電充電充電中 ...

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冥冥

理不尽な世界ね日々恨んでも病んでも足りない 嗚呼 君に伝えたいよ 頭の中 幸福なお前にきっとアノ子のことは救えない 終日絶え絶えよ 朝が来るわ 使えない脳と冴えない人生に 存在しない価値を見出して 深い愛憎相半ばして 答えの無いまま明日に全部持ち越して 冥冥、不安症 毎夜 継いで接いでまた 超えてくれよ 笑って泣いて 命命、感情 愛もないよ最期なんだ 止めてくれよ わかってないね 明明、狙って ちゃんと 鉛の弾丸 込めて撃てよ 一発で奪って メェメェ、最低だって塞いで鳴いてたんだ 肥えてゆくエゴ 暗く冥く闇く深みに落っこちて 陽の光揚がる鳴り止まぬ歓声 その裏側で伸びてゆく影 隔てて表裏一体 極めて金輪際 ...

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