Tag: GLASGOW

Chocolate

秘密の庭の外まで 連れ出すと決めたよ つぎの合図で 煙る夜のはじまりに 覚えたての嘘で リボンをかけて きみは 光に似て 時が止まるほど見つめて 灼きついたまぼろし 交わしてハイになってチョコレート ささやく声ひとつで 魔法にかかる 繋いだ糸の細さも ふたりは知らないまま 海へと続く抜け道 茨を踏む足に 疼くいたみ 灼きつけたまぼろし あふれてハイになってチョコレート 触れ合う指先から迷いが伝う 見飽きた映画だって最後は 行き止まりと気づいても (煙る夜のはじまりは ふたりだけが知る合図で) (明ける夜のその先は ふたりだけにみえている?)

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Dawning

またおなじ夢で目が覚めた 雨音だけが響いた4AM “止みそうにもないなぁ” いたずらに指で描けば 滲んでいくメモリーズ 着古したパジャマの袖から ぬくもりもほつれてほどけた あの手を離さなきゃ...って誰の手だよ 微熱に揺れる影 哀が降って流れたら 忘れたことさえ 忘れるかな? 回想でまぶしい夜 無理やり目を閉じた ベレッタ持って朝日を撃とう、とか 古い映画気取ってさ 笑うよな 戦争が終わったら...ってどの戦争だよ 「さよなら、いつかまた」 哀が降って乾いたら あの日のようにまだ歩けるかな? 藍が退いて明ける空 また変わらない、朝だ。

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どれくらい時が過ぎたの? 春もいまは遠く 引き出しのなかであの日が 窮屈に褪せていく 忘れかけたはずの声も 気付けない痣になって 切れた糸をまだ手繰るように うつろに夜は更けてく 絡めた指のささくれを 茶化したあと きみが すこしだけ泣いたのは なぜ 知る術さえないのに 泳げない夢の深さに 仰向けで溺れてく 水面で揺れてるきみの影が 手を振る ああ いかないで 帰りたい場所はないけど ここじゃもう息ができない 抱えたいたみを溢しながら どこまで歩けばいい?

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Luna

“月の裏で揺れてる 海の色は誰も知らない” 背表紙に刻まれた 筋書き通りに 此処を離れて あなたの手を引く 深い夜の涯へ わたしもう 迷わないから 壊れるくらいに すべてを委ねてよ 瞬く星の影で 過ちを濯ぐような光の雨 頬を濡らす おそろいの傷跡を なぞって笑った あなたを赦すよ そっと あなたを連れていく 滲む夜の涯へ この手は 離さないから 月の裏側でこぼれた涙なら 誰にもみえないから 誰にもみえないから___。

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Hallelujah

輝いて 醒めないまま 瞬いて 照らすようにそう きっと。 祈るようにそう ずっと。 まだ 癒えない 癒えない 痛みは ぼくらのもの。 まだ みえない みえない 愛が 波打つから。

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ブレス

しんきろう揺れる 街が朱に染まる 遠くで声がする 深く息を吸って 迷いも吐き出して 足取りを確かめた 強張った肩に落した涙も 灯火へ続いてる 憧れは眩しくて 近づくほどすり抜けて それでもいま ここに立ってるんだろう 小さな星のかけらを 集めては夢にみるよ この夏は 誰にも譲れない ずっと 遠くまできたんだ いつの間にかじゃない 選び取ったこの道 血が滲むほどに 強く握り締めた この掌で なにを掴もうか? 駆け巡る思いがいま 重なって光になる 瞬きさえ奪うほどに それがすべてで構わない ...

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ハローグッバイ

羽を失くした天使は今 東名を行く 平行線、真っ直ぐに行く 振り向きはしない 澄まして見えるだろうけど 誰にもそれぞれの地獄がある 寂しくなって泣きそうでも 退いてはいけない 過ぎる道路照明灯が記憶みたい 繋いだ手と離した手の数は同じはず でも数えても合わないんだ ハロー何が見える? 何に笑って、何に泣いてる? 今、誰にも会いたくないけど 君には会いたいよ ハローグッバイ 落として砕けたこころを また、ぽつぽつと拾い集めるんだ ハロー何が見える? 何に笑って、何に泣いてる? 今、誰にも会いたくないけど 君には会いたい 笑えるよな ...

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