Tag: 名無し之太郎

並行世界

歩く 歩き回る 喧噪が遠くで囁いた 歩く 歩き回る 溢れそうな何かが溢れている 歩き 歩き回り 幻想を睨み放り投げた 何も感じぬように ただひたすらに 俯き佇む街灯が 足元を弱く照らす そっと消えるように呟く 貴方もひとりなの? 痛いくらいに突き刺す風が誘う たった一つの輪郭に 重ねるたび街に溶ける 選ばれなかった生き様を。 並行世界を望むような 誤魔化しきれない隙間に また落ちていく 行き着く先も解らず ...

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Piece of Cake!

泣き出しそうなSunnyDay 睨んで ほら 格好つかない醜態にため息一つ また御免なさいって 痛んで ほら 気にしていないフリ 次第に錆びついていく どうやったってもうどうしたって 投げ出したあの日も 散々だってもう嫌になって 立ち止まる日も春 創りあげた自分から 逃げ出して 今だけでも 前向いてさあ胸張って 笑顔を見せて 味気ない毎日も渇いた思いも描いた未来に変わりますように 量れないくらいの愛を貴方へ伝えたいありがとう 張り裂けそうなRainyDay 期待で ほら 足掻きもがいている実態に愛想つかす それじゃさようならって 終いに ホラ 停滞した退屈な日に風を吹かす どうなったってもういいんだって どうにかなるきっと ...

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春巡り、

咲いた五稜星僕ら出会って 暗闇の中に 光が爆ぜた 悪戯に糸は結び結ばれ 凪いだ人生は流れ出した 偶然も必然っていうでしょ 残り物には福があるってさ 本当だね 解けそうな糸を結び直して 当たり前のように手繰り寄せた 春の声 時を超え 隣の縁を繋いだ 遥か遠くへ響き渡るよ 風に乗り永遠に 誰にも邪魔なんてできないわ 悲しみもそっと喜びもずっと分かち合おうよ これも全部貴方のせいよ 死なば諸共さ 道連れだとも 何があろうと らるらら 微かな香りに らるらら 春はすぐそばに 春の声 時を超え ...

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0次元

戻っておいでいつでも ここへ わたしは貴方がいないといけない いっておいで忘れて さあ 手綱は掴んでおいてあげるから 私は誰?あなたは誰? 怖がらないで。貴方の味方。 私は誰?あなたは誰? それでいいのよ。それが生き方。 私は誰?あなたは誰? 堂々巡りに終止符を打とう。 連れ戻して 歌に捧げたこの身体を 音に捧げた身体を 逃さぬように 戻っておいでいつでも ここへ 貴方はわたしがいないといけない いっておいで忘れて さあ わたしの役目を果たす時が来る 私は誰?あなたは誰? 秘められた最果ての誰そ彼。 ...

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毒矢

切り開け 翳りのない眼で見据える先 その日まで 迷いなき誓いを貫くままに 生命を賭ける 残された道を見出すために 未来へ向かう 繋いだ手二度と離さぬように 青々とした緑 澄み渡る露の輝き 力に満ちた全てがここに生き永らえる証 切り開け 翳りのない眼で見据える先 その日まで 迷いなき誓いを貫くままに 切り拓け 受け継いだ願いも移ろうままに その日まで この身に託された使命のままに たとえ朽ち果てようとも その心は廻り続ける 一つの言葉 残された過去に囚われていく 滲んでいく 染められていく それぞれの旅路 一筋の光を頼りに 明ける日に蝶が舞う 真実へと導く灯り 切り開け 翳りのない眼で見据える先 その日まで 迷いなき誓いを貫くままに いるほどに重く軽くなる それでも ただ その日まで 迷いなき誓いを貫くままに ...

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風化

始まりの鐘鳴り響く 頭を垂れる深々と 逸る思いを抑え込み 指を絡めて手を繋ぎ 足並み揃え ふわり跳ねてひらり回る 腰を抱き寄せ 口づけを交わす日まで 歌い舞い踊る夢を見る 貴方と共に 繰り返し 胸に頬寄せるその時を また何度でも 何度でもまた にわかに絶えた喧騒に 立ち現れる憧れと 息遣いさえ耳元に 止むに止まれぬ羨望が 息を弾ませ ふわり跳ねてひらり回る 孤独な部屋で ...

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